2018-09-28特定非営利活動ACT.JT静岡支部【伊豆のODORIKOフェスティバル「伊豆楽」】 第21回伊東大田楽に出演
9月22日(土)第21回伊東第田楽が行われ、多くのメンバーが出演いたしました。
この日は、海沿いにある伊東市観光会館に総勢約150名のが勢ぞろい。
開演前から並んで入場を待っていたお客様は、毎年行われる公演を、
楽しみにしている方が多くいらっしゃいました。
今年で21回目ということで、伊東ではすっかりお馴染みの大田楽ですが、
まだ見たことがない方が、全国にはまだまだ多いはず。
年末に開催される、【伊豆のODORIKOフェスティバル「伊豆楽」】
に向けて田楽の魅力をご紹介しましょう。
田楽とは、平安、鎌倉、室町時代に人々を熱狂させた芸能で農作業を題材にした労働歌に大陸からの芸能が加わって拡がったものです。
それを現代に蘇らせたのが大田楽。
華やかな装飾品や珍しい楽器は、観ている観客のみなさんをより一層、心豊かにしてくれる欠かせないアイテムです。
これは演者がもって音を出す、編木(ささら)です。鳥獣戯画でカエルが持って踊っている楽器で、小さな板が108枚繋げられており、腕のスナップを効かせて鳴らす独特の動きと心地よい木の音が、躍り手のテンションを高くさせるだけでなく、観客も高揚させます。
綾藺笠(あやいがさ)は太鼓系の躍り手が被るお花で彩られた装飾品です。てっぺんに射しているのはキジの羽根ですが今では入手できなくなり、貴重なもとのなっています。
竹編笠(たけあみがさ)は笛方が被る、独特な形をした装飾品です。日本の花で彩られており、目も楽しませてくれます。
そして全部で5色ある艶やかな装束は、演者と観客の一体感を生む大きな力となっています。
今回参加された(写真左)方は初参加!7月からの稽古に励んでの舞台出演。「上司が参加しているのをみて自分もチャレンジしたくなって参加しました」とすっかり田楽の魅力に引き込まれていました。小学校低学年から70代の方まで、日常ではない新しいコミニティがここには生まれ、次の世代が確実に育っているのを感じ、12月のフェスティバルが益々楽しみになりました。
2018年12月15日(土)
開場:13時30分 開演:14時
修善寺総合会館(静岡県伊豆市修善寺838-1)
門脇 幸
コーディネーター
高知県出身:14歳で単身上京。ミュージカル「アニー」にてデビュー。フリーでの俳優を経て劇団四季へ。退団後、タレントスクールを設立、後進の指導にあたる。一社)日本市民ミュージカル協会を設立。市民参加型舞台芸術の研究を行っている。
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