2018-03-20【Scale laboratory】多彩、多才、たさい、タサイ!
Scale laboratory(以下、スケラボ)は、多才な人が集まり、多彩なプログラムを提供し、そこに多彩な顔ぶれが吸い寄せられている。今年度は沼津に密着し、毎月毎月手を変え品を変え、商業施設だった沼津ラクーンの伽藍堂を、見事にプロデュースしてきた。地域の魅力は人によって作られていることに疑う余地はないが、スケラボがプロデュースする地域の魅力は、やはり人と人の出会いによって作られている。
スタイリッシュなダンスや音楽が見られるかと思えば、日がな一日かけてチクチク縫い物をしたり、絵を書いたり。おしゃれマダムのサロンとなり、一流のアーティストがあちこちからやってきたり、女子高生が劇団を立ち上げたり。スケラボにまつわる話題は枚挙にいとまがない。
こんなに賑やかでおしゃれで、時に美味しいコーヒーまで味わえる場所って、めったと出会えないように思う。
「そこに行けばワクワクに出会える」古いキャッチコピーみたいだけど、スケラボの企てはこんな感じである。
来月はスケラボの公演があるから、来月はスケラボのワークショップがあるから、来月はスケラボでコーヒーが飲めるから。
そんな風に楽しみにしている人たちも、地域の魅力の一部である。
地域をもっと魅力的にしていきたい人はぜひ「妄想会議」にエントリーを!
北本 麻理
コーディネーター
アートキャンプ白州でダンスに出会ったことをきっかけに、芸術と社会の橋渡しについて探求を始める。京都造形芸術大学舞台芸術研究センターでの公演制作を経て、舞鶴市文化事業団アートコーディネーターとして、地域資源と芸術資源とを結びつけたワークショップや舞台作品を企画・運営。2012年からNPO法人ジャパン・コンテンポラリーダンス・ネットワークで、東日本大震災被災地における文化・芸術による復興事業『三陸国際芸術祭』『習いに行くぜ!東北へ!』のプログラム・ディレクターを務めた。
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