藤枝宿世代をつなぐ商店街づくり実行委員会
団体概要
藤枝宿の白子名商店街を中心に6つの商店街の活性化、また商店街から生まれるコミュニティづくりを促進するために「まちの記憶」を演劇作品として公演し、地域の潜在的な資源の発掘をすることを目的としている。
SNS
2020年度
「タイムスリップ!1964」の公演の開催
事業内容
1、「タイムスリップ!1964」の公演の開催
前回の東京オリンピックが開催された1964年の藤枝宿の様子を、まち歩き案内人と一緒に藤枝宿を歩きながら、当時のエピソードをお芝居で行った。当時の懐かしい服装や小道具を身に着けた俳優が、来場者を1964年にいざなった。
15分程度の演劇作品を、商店街の店舗や街角、蓮華寺池公園内で上演し、来場者に商店街を回遊しながら1964年当時の街の様子を体験してもらい、体験することで、いつもの風景の中に来場者は新しい風景を見つけていった。
日 時
2021年
3月6日(土)
3月7日(日)
両日とも
Ⓐ9:00 Ⓑ10:00 Ⓒ11:00 Ⓓ13:00 Ⓔ14:00 Ⓕ15:00
会 場
■白子名店街
■白子ノ劇場
■魚友会館、
出演,作品
■劇団「Z・A」/『GO TO 1964』
■「創作処愛染屋」/『いつもの』
■【高校生チーム】/「1964年の教室」
■【大人役者チーム】/『結婚します!』
2、藤枝東高校演劇部などによる公演のためのフィールドワーク
「タイムスリップ!1964」を行うための準備として、藤枝東高校演劇部を中心に、1964年当時に高校生だった地域住民への聞き取り調査を行った。
日 時
10月より
場 所
■白子名商店街
■下伝馬商店街
3、テーマソング制作とPV撮影
「タイムスリップ!1964」のPR活動の一環として白子名商店街や地域住民、学生らと一緒に藤枝宿の魅力を歌詞にし、その楽曲をもとにPV撮影をすることで、事業に参加する人を増やし、協力者を増やしていった。
《担当コーディネーターのふりかえり》
なんとも素敵なポスターだ! 子供からおじいちゃん、おばあちゃんまで、地域の方々の素敵な笑顔で仕上がったポスターを拝見し、この事業の「成功」を確信した。
藤枝だけでなく各地に商店街がある。が、どこも商店街としては厳しい状況にある。活性化を目的としたこの事業で1番のキーワードは「コミュニティ」づくりであったが、そのために重要な「コミュニケーション」が、世代を超えて多く生まれる結果となった。当初は県外からの出演団体や演者を想定していたが、コロナ禍により「地域の方々に不安を感じさせない」方法として、県内劇団、地域の出演者に変更したことが、今回の成功に繋がったのではないだろか。「当たり前」がない日常を過ごす日々となった2020年は、近くの人とすら接することを躊躇わせてしまう日常に変えてしまった。だからこそ地元の人、団体、地域と多く関わるこの活動が地域にとって重要であったと感じる。
「演劇」という手法が柔軟で、創造性を育むからこそ、地域に根付いた「演劇活動」が日々の生活をより豊かにしてくれることに藤枝で改めて認識する事業となった。
(門脇幸)