特定非営利活動法人 日本地域部活動文化部推進本部
団体概要
家庭の経済状況に関わらず子どもが多様な文化・芸術体験を積むことできるようにするため、継続的、分野横断的な課外活動として中高校生を対象とする総合文化系「地域部活」を創設。産業界による支援や、成長した体験者の運営参画等による長期的な運営モデルの確立を目指す。
1.文化部活動の選択肢を拡大
2.豊かな感性、寛容な心、人間力を重視した、子どもたちの学びの場の提供
3.文化芸術を「つくる」「みる」「ささえる」を広く体験しながら、文化活動の担い手の輩出
主催団体ホームページ
Paletteホームページ
2020年度
新時代の「課外活動」への挑戦!
〜地域部活・掛川未来創造部〜Palette〜
事業内容
1、部活動
昨年までの音楽、演劇、ダンスだけでなく、生徒自らがチャレンジしたい文化活動を行なっていった。また7月からはプロジェクトチーム式の組織に改編し表現・制作・運営など約10 種類ほどのジャンルがコラボしながらプロジェクトチームがそれぞれのリーダーを中⼼に個々に意思をもって活動し、全体を統括(調整)する委員会組織として行なった。
そのほか、コロナ感染拡大による部活動休止の時、テレブカツ(テレワークの部活動版)をいち早く実施した。
主な部活動場所
掛川市美感ホール
部員数
7月現在
市内7 つの中学校から、3 年⽣15 名、2 年⽣4 名、1 年⽣22 名の計41 名が在籍。
2、主催事業
・地域部活プレゼン&パフォーマンス2020
今年は、1年生から3年生まですべての生徒がそろっての活動となった。すでに受験体制の3年生も含めて「地域部活・掛川未来創造部〜Palette」の集大成と位置づけられる内容であった。また来年度スタート予定の高校生の地域部活への足掛かりのイベントとなった。
日時:
2020年9月26日(土)
会場:
掛川市美感ホール
《担当コーディネーターのふりかえり》
2020年度は参加する生徒さんにとっても、主催団体にとっても大きなチャレンジの年となった。コロナ禍となり、学校やそれらに準ずる活動も中止となるなか、環境の変化を柔軟に受け止めた地域部活は「テレ部活」を行ったのだ。当初は本当に成り立つのだろうかと、若干の心配もしたが、地域部活という今までにない枠組みを進めているこの団体の底力を感じることとなった。2018年から正式にスタートした地域部活は1年ごとに挑戦、改善をし、今年度はこれからの部活動を牽引する「地域部活」の形がひとつ確立できたのではないか。
2021年には新しく藤枝、そして高校部活動も始まる。「地域部活」で育った担い手が、数年後には地域をより豊かにしてくれる人材になることが、今から楽しみだ。
(門脇幸)
2019年度
新時代の「課外活動」への挑戦!
〜地域部活・掛川未来創造部 Palette〜
事業内容
1、部活動の開催:100回
音楽、演劇、ダンスをはじめとする部活動し、それらを通して学んだことを生かしながら、部員みずからがイベントなどの企画、運営、制作を行いました。
部活動には講師として専門家がはいることもあり、表現方法を伝えること、また鑑賞プログラムや移動教室、なども取り入れました。
2月より一か所に集まっての活動ができなくなりましたが、ZOOM を使用した「テレ部活」をスタートし、より幅広い活動方法を部員全員でチャレンジしました。
※2020年2月末~3月末迄の計12回の活動は、新型コロナウィルスの影響による学校の臨時休業に伴い部活動もすべて休止。
主な部活動場所
掛川市美感ホール
部員数
掛川市内5中学校より20名が入部
2、イベントへの出演
掛川で行われる外部イベントへの出演を積極的に参加しました。表現をするパフォーマンスだけでなく、脚本、演出、なども部員が行い、またプロも含むステージに一緒に立つ貴重な経験をしました。
9月28日
・ラグビーワールドカップ 静岡県文化プログラム スペシャルコラボステージ 出演
会場:エコパ周辺おもてなしエリア(JR愛野駅前)
3、主催事業
・創作劇「遠州報徳と我が故郷」上演
・小学校6年生対象 部活体験&説明会(計3回)
2019年7月14日(日)
13:30開場 14:00開演
・ふじのくにユニバーサルミュージックフェスティバル in Kakegawa2019
会場:掛川市美感ホール
2019年8月25日(日)
13:30開場 14:00開演
・子どもたちのためのファミリーコンサート2019 夏のファミリーコンサート
会場:掛川市美感ホール
2019年10月27日(日)
14:00開演
・創作劇「遠州報徳と我が故郷」上演
会場:大日本報徳社 大講堂前広場(野外上演)
2019年12月22日(日)
13:30開場 14:00開演
・子どもたちのためのファミリーコンサート2019 冬のファミリーコンサート
会場:静岡県総合教育センター「あすなろ」講堂
2020年2月
・小学校6年生対象 部活体験&説明会(計3回)
会場:掛川市美感ホール
鑑賞者数
(公演などの観客、お客様)
1367名 ※主催行事のみ
関係者人口(部員およびスタッフ出席者数)
2000名 ※計100回の延べ人数、実数 各20名
《担当コーディネーターのふりかえり》
スタートした2018年度は、主に各分野の講師が入っての活動から、本来の部活動の姿である、生徒主体の体制が整った1年であった。特に1年生が入ったことで、2年生の責任感のめばえや、それぞれが得意な分野で力を発揮することで、部活動としての連帯感も強くなった。10月に行われた創作劇「遠州報徳と我が故郷」上演では、生徒が脚本を書き、出演しての芝居、音響、その他分担して屋外での披露した。地元の資産である「報徳」と掛川を題材にした演劇は、詰めかけた多くも地元の大人の心を打ち、涙する人たちでいっぱいとなった。生徒にとっても、改めて自身の住んでいる掛川を見つめ直す機会となり、普段接する機会のない方々との貴重な時間の共有となったことで、部活動の方向性が改めて明確になった瞬間となったと感じた。地域の方々にとっても文化系地域部活がどのような活動なのかを理解してもらうこととなった。(門脇 幸)
2018年度
新時代の「課外活動」への挑戦!
掛川未来創造部~ Palette~
事業内容
4月
体験入部
5月
部活動スタート
2018年4月〜2019年3月 100回実施
■音楽 ■放送 ■演劇 ■移動教室 ■ダンス ■鑑賞教室
9月
部の正式名称を決定
「地域部活・掛川未来創造部 Palette」
2017年度
新時代の「課外活動」への挑戦!
~“アート×産業”inspire 1770-2020~
静岡県西部を拠点に、音楽芸術を中心とした「子どもたちのための文化教育事業」の企画・創造・発信を行っています。最も大切に考えていることは「先人の偉業や功績へのリスペクトと次世代への継承」です。歴史的作曲家・演奏家・教育者・楽器職人・関連産業の創業者など先人たちが築いた文化的遺産の恩恵を享受してきた私たちは、次世代たち自身の手による新たな文化の創造・発展への道を拓く「教育的基盤」の造成を目指します。
(前・主催団体:一般社団法人ふじのくに文教創造ネットワークの活動の目的 ※現・主催団体の活動目的とは異なる)
(以上の4点は、すべて2018年2月4日(日)開催の「地域部活スターティングセレモニー」の様子です)