認定特定非営利活動法人 熱海ふれあい作業所

概 要

熱海市網代にある認定NPO法人。精神障がいをもつ方を中心に就労継続支援B型と協働生活援助(グループホーム)を運営している。びんの選別、内職、清掃等の業務を行いながら、障がいをもつ方々へ自立に向けた支援を提供。

ホームページ

ふれあいラジオ 雨上がりの虹 http://ameagarinoniji.biz/
法人ホームページ http://atamifureai.com/

障害当事者によるコミュニティFM局の番組制作・放送を通して、障害者の自立支援、ピアスタッフ育成を図るとともに、まちづくりや周辺福祉業界が関係を促進するプラットフォームづくりに取り組む。またそれと同時に、”文化的手法”による障害者支援の形の模索を進めている。

2018年度
雨上がりの虹を、町に。

①番組制作、広報ツール作成

NPO法人熱海ふれあい作業所をはじめ、福祉的就労と自身の表現活動を継続する伊東市在住の高崎史嗣氏をメインパーソナリティとして、音楽ラジオ番組「ふれあいラジオ 雨上がりの虹」を、FM熱海・湯河原との連携のもと企画製作する。ただし、一昨年〜昨年度の同様に高崎氏ひとり体制での番組づくりではなく、熱海・伊東エリアのその他の障害当事者のグループ、表現活動と福祉活動の融合を実践する地元のアートマネージャー、番組づくりの広報にも携わってきた地元クラブDJなどの連携も経て、複数のパーソナリティ体制で番組制作を行うことで、高崎氏の持つ様々な人定ネットワークを可視化し、その結果、番組を通じて障害当事者の独創的な感性をより深く発信するとともに、パーソナリティ固有の人的ネットワークの相互交換を行い、昨年度以上に、「町に」本番組を波及して行く効果を狙う。

また、本番組のバックナンバーの一部が収録された「音源付き広報ツール」をデザイン・製作することで、直接番組にアクセスできない層にも向けて、積極的なコンテンツ発信を行ってゆく。

番組放送予定日:奇数月の第三土曜日 15時〜15時50分

②町の人とのネットワーク形成

①プログラムを通じて形成された熱海・伊東エリアの人的ネットワークを、具体的に地域に可視化させること、および本プロジェクトの事業拠点であるNPO法人熱海ふれあい作業所のリニューアルされた施設の活用-福祉分野に限らない、より地域に開かられた多様な活用-や共同企画の発生を促すために、まちづくり関係者、イベント主宰者など、普段施設に出入りしない町の人たちとのネットワーク形成をはかる。

具体的には、毎年自主開催している「ふれあい祭り」のプロデュースをまちづくり関係者と共に行い、その場でラジオ番組の「公開収録イベント」を行う。

 

③表現(文化的アプローチ)を活用した支援プログラムの研究会

当事業のラジオ番組制作をひとつの例として、当事者個人の表現を軸とした支援方法について、福祉関係者、アート関係者などを交えた研究会を開催し、新たな支援手法として確立できるかの可能性を探る。エリアの自立支援協議会や当事者研究(ピアサポート)関係者などと連携しながら、4回の開催を目指し、議論された内容はドキュメントブックとして年度末に発行する。

2017年度
雨上がりの虹を、町に。

1)ラジオ放送

-ひきこもりに対する当事者からの支援(ぴあスタッフ)のひとつの在り方として-

a. ラジオ収録・放送

b. 福祉的な観点んからの経過検証

c. 同人音楽業界とのネットワークづくり

2)自立支援協議会精神部会と連携した地域や福祉業界への展開模索