10月20日土曜日
清々しい晴天の朝!心地よい秋風というよりは少し暑いくらいの陽気になったこの日、
東京池袋では「いけぶくろ絵巻 大田楽」が行われました。
現在、池袋のある豊島区では2019年にオープンする8つ劇場を中心に、ビジネスとカルチャー(サブカルチャー含む)が交差する文化発信の地を目指して動いています。
その池袋では多様なイベントが企画され、市民が演者と身近に接するきっかけが多く生み出されています。
さて、この日は街中を練り歩き、南池袋公園で披露予定でしたが、開演時間近くになって突然の大雨。あんなに晴れていたのに場所が移って狭い空間でするのは勿体ないなと感じつつ、変更後の新豊島区区役所1階へ移動。開始時間も19時からとなりました。(当初は18時半からの予定でした)
すでに南池袋公園から移動していたお客様でいっぱいの県庁では、
18時50分になり可動式扉が開かれました!
待っていた皆さんはカメラを手にしている方も多く、大田楽がすでにこの地では馴染んでおり楽しみにしている方が大勢いるのを感じました。
ステージに見立てた場所を空けて、あっという間に会場は人で一杯になり、前座のみなさんによる変更のお詫びや、今回の公演の楽しみ方のレクチャーがあり、始まる前からすでに熱気が溢れています。
入場がはじまると外の土砂降りを忘れてしまうくらいの、特別な空間に早変わり。観客の皆さんも身を乗り出して楽しんでいます。
大人の方の勇壮な演舞はもちろん、稚児が華をまくと優しい笑顔が満開になりました。
そしてアニメやゲームなどのキャラクターになったコスプレイヤーさんとのコラボも、この地ならでは!(サブカルチャーの聖地と言われています!)現代と過去の時空をこえた融合は、まさしく地域芸能だと感じた公演でした。
終盤にはレクチャーされた手拍子で演者が舞い、観客の皆さんも一緒に参加して踊る大盛り上がりの時間となりました。
県庁という空間でしたが、結果的にはこれほど熱く、凝縮されたステージになったのは、観客と隣接した環境、「昔の近所のお祭り」のような場所になったからだと感じました。
この経験がまた伊豆のODORIKOフェスティバル「伊豆楽」に大いにプラスになることでしょう。
日時:2018年12月15日(土)
会場:静岡伊豆市修善寺総合会館