今年度の地域密着プログラムの報告会がおこなわれました。
活動を展開してきた12団体からのプレゼンテーションに対して、宮城聰総合プロデューサー、加藤種男チーフ・オペレーティング・ディレクターからひとつひとつに講評をいただきました。
発表を聞いていて、知っていたこととはいえ、あらためて一堂に会するとその多彩さに驚きがありました。
活動を通じて、
これから育てていきたい種が見つかったり
元気になった人がいたり
コミュニケーション能力が開発されたり
表彰されたり
海外公演が決まったり
初年度生まれたアイディアが実現されたり
共同者や支援が新たに集まったり
新たなプレイヤーが生まれたり
事業のビジョンがアップデータされたり
来場者が3倍以上になったり
ボランティア組織が発足したり
新たなコミュニケーションツールがつくられたり
団体間の連携が生まれたり
閉じていたドアが開いたり
カフェがオープンしたり
活動それぞれの多彩さ以上に展開が見えてきました。
各団体のみなさんのこれまでの礎あってこそですが、文化プログラム・コーディネーターとして微力ながらご一緒できたことにうれしさがありました。
宮城さん、加藤さんからの総評を以下に記しておきます。
宮城聰総合プロデューサー
「3年(ないし2年)継続のプロジェクトができたのはよかったけど、ここで終わってしまうのではどうかと思う。なんとか続けていって、はやりの言葉でレガシーというけれど…つまり反応が起こり続けていかないといけないと思うので、反応が起こり続けていくような、出会いがいっそう活発になるように文化プログラムが機能していかないといけないだろう。文化プログラムを立ち上げた根本は、形が変わっても受け継いでいってほしいし、そうしていきたい」
加藤種男チーフ・オペレーティング・ディレクター
「これだけ多彩なプロジェクトが可視化されたこと、それらを見られる幸せは、静岡県が文化プログラムをつくったことに感謝申し上げる。だから、この先は宮城さんと同じなんだけど、これで終わったら意味がない。2020年で終わっても意味がない。名前が変わったり、形が変わったりしても、続いていくといいな、と。静岡県の応援団にならせていただいて、幸せだなと感じています」