昨年秋に掛川市全域を舞台に初めて開催された地域芸術祭「かけがわ茶エンナーレ2017」。この時の「縁(エン)」をつないでいくため、今年度は10月の1ヶ月間、【茶文化創造】をテーマにした6つの「市民プログラム」を、掛川市内各地で開催しています。
先日、その中の一つ「原泉アートデイズ!」へ足をのばしてみました。
舞台となる原泉地区は、掛川市内の北部に位置し、掛川駅からは車で25分ほど走らせた山間地です。「ならここ」と名のついたキャンプ場や温泉があるので、レジャーを楽しみに訪れたことのある人も多いかもしれません。
今回は、この原泉地区の神社やお寺、製茶工場、元小学校など複数ヶ所を会場に、国内外のアーティストが制作したアート作品を展示しています。
入り口はインフォメーションにもなっている旧JA原泉支所。ここで展示場所が記された地図を受け取ります。
このインフォメーションには、HARAIZUMI ART STORE 813というクリエイターズ・ショップも併設されており、可愛らしいグッズ(てぬぐい、アクセサリー、Tシャツなどなど)が豊富に揃っていました。
300円で販売されているガイドブックは、より作品やアーティストのことを知ることができておすすめ!
一部アーティストご本人が会場に常駐されていたところもあり、直接お話を聞くこともできました。
今回アーティスト・イン・レジデンスも取り入れていたことで、地域外から参加したアーティストもじっくり腰をすえて、リサーチや制作をすることができたようです。だからこそ、作品の一つ一つがその土地や場所、空間にそっと寄り添っているように感じられたのかもしれません。
このプログラムに関わるみなさんが、自分たちの「できること」を最大限に活かしながら、「やりたいこと」を着実に着実に実現されていっているのだろうなあというのをじんわりと感じることができました。
10月28日(日)までなので、ぜひ足を運んでみてくださいね!