「ふじのくにラボ」は、静岡県内の料理人がメンバーとなり、地域の風土や風習等と密接に関係した食のあり方を問いかけ、総合的な文化継承として発信する「食文化を次世代に繋ぐプロジェクト」を展開する団体です。
<ふじのくにラボメンバー>
一木 敏哉(ふじのくにラボ代表、懐石いっ木)
西谷文紀(レストランNORI)
田形治(蕎麦たがた)
現在、ふじのくにラボは森町で継承される舞楽に付随した「食」に目を向けています。
ふじのくにラボでは、舞楽奉納の際に特別に用意された料理のことを「舞楽食」と呼び、その再現に取り組んでいます。
その料理にはいろいろな意味合いがあったと推測されますが、その一つに箸を立てたご飯があります。
「ご飯に箸を立ててはいけない」と子どもの頃よく怒られましたが、ここでは神様に舞いを奉納するため舞い手は人から遠い存在となるということから、その日だけは箸を立てたご飯を食べていたとのことです。
今年ふじのくにラボは、寛永年間の文献やそこに記された食材発注書(レシピは残されていない)等を読み、舞楽の風習などについて地元の方々や教育委員会へ取材をくりかえし、理解を深めています。
来月、そのお披露目のイベントが開催されます。
現代の料理人が、土地の風習や伝統にどのように向き合ったか、関心のある方はぜひお申し込みください。
遠州森町の舞楽・舞楽食
~食文化~次世代に繋ぐ~
日時:
2019年11月18日(月)18:00~20:40
会場:
静岡文化芸術大学 食堂
参加費:
一般 1,000円 学生・留学生 無料
定員:
100名(先着順)
プログラム
<第1部>
「知ってみよう森町の舞楽の世界」
・小國神社舞楽「色香」の舞 解説・実演
田鍬智志氏(京都市立芸術大学日本伝統音楽研究センター准教授)
北島恵介氏(森町教育委員会社会教育課技監)
白幡富幸氏(遠江国小國神社古式舞楽保存会)
<第2部>
「時代を経て遠州森町の舞楽食」
・寛永年間の舞楽食再現・舞楽食試食・座談会
料理:ふじのくにラボ
・講演「食文化 ~次世代に繋ぐ~」
高島知佐子氏(静岡文化芸術大学准教授)
主催:
ふじのくにラボ(事務局:懐石いっ木)
共催:
静岡県文化プログラム推進委員会
協力:
森町教育委員会/森町歴史伝統文化保存会/森町文化協会/遠江国一宮小國神社古式舞楽保存会/天宮神社十二段舞楽保存会/山名神社天王祭舞楽保存会
お申し込み方法
下記情報を記載したメールをお送りください。担当者より申込完了メールをお送りいたします。完了メールが届かない場合は、再度ご連絡ください。
1.参加者氏名
2.参加人数
3.代表者連絡先(電話番号 または メールアドレス)
申込先
ふじのくにラボ(事務局:懐石いっ木)
E-mail: psfjm669@ybb.ne.jp