2018-07-15【松崎町「絲」concept】アーティスト・イン・レジデンス

静岡県内で最も人口の少ない自治体である松崎町で活動する松崎町「絲」conceptは、地域にあるさまざまな資源を、これまで資源として見られてこなかったものまでも広げて、フラットにとらえ、再編集し発信することで、住民はじめ、外部の人たちによる活用を促していく活動を展開しています。

その大きな柱として位置づけられているのが、アーティストと共に町を巡り、歴史、噂、物、人を拾い出し、再構成する「マツタキ今昔物語絵巻」制作です。拾った物事をベースとして、事実から妄想、実際にある物から空想の物らが入り組んだ物語を導きだして、フォトコラージュで絵をつけていくもの、というもの。

コラージュ素材集め

地域に滞在しながら制作を進める「アーティスト・イン・レジデンス」という手法をとっている絵巻物語制作には、写真家の行貝チヱさん(函南町在住)と、ライティング、編集、デザイン等幅広く活躍する住麻紀さん(三島市在住)を起用。

7月12日から18日の7日間を第1弾の滞在期として、なまこ壁通り近くの「ふれあいとーふや。」を拠点として、取材、制作、ワークショップが実施されました。

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行貝チヱ(なめがい・ちえ) http://www.chiyenamegai.com/

東京生まれ。2012年より伊豆に移住。演劇、農業、フォトオラージュを経て現在に至る。

人物ポートレイトをはじめ、独自の世界観で世界を切り撮る。国内外での展示・発表多数。

2012年、劇場型移動式写真館を開館。場所から得たインスピレーションからテーマを起こし参加者それぞれの物語を紡ぐように撮影し唯一無二の作品を制作する「行貝写真館」。2015年より個人の写真撮影における練習場、表現研究所のプロジェクトを定期開催。今までにない写真の可能性を追求している。

2006年に発足した東京フォトコラージュ協会(アナログ写真によるフォトコラージュ制作)の会長としてワークショップも継続中。

 

住麻紀(すみ・まき) https://aderi.co/

三島生まれ三島育ち静岡県三島市在住。
元美術館学芸員。結婚を機に退職し、web&紙のデザイナーを経て2014年9月よりフリーランス。
(このサイトを自力で作るくらいの能力です)

趣味は手ぬぐい集め。ブログ「手ぬぐいのススメ」や手ぬぐいzine「tenu」やってます。
仲間と伊豆の「ひと」「もの」「まち」をつなぐユニット「SeCue(セキュー)」で「伊豆時時新聞」の編集・発行をしています。
アートについて話す部活「いまここアートカフェ」、三島あたりにアートセンター的なものを作りたくていろいろ活動している「にわ企画」主宰。

学芸員時代の専門であった刀剣関係の仕事も少ししています。

取材、執筆、編集、デザイン、展覧会企画します。
オンラインの手ぬぐい屋さんもやってます。

得意分野は工芸(特に金工と染織)・デザイン・美術・文化政策・アートマネジメント・アートフェスティバル等。(ホームページより転載)

フォトコラージュのワークショップ

次回の滞在は、8月30日~9月5日が予定されています。

ふれあいとーふや。は、誰でも立ち寄れる場所ですので、お近くに行かれた際に除いてみてください

 

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松崎町「絲」concept

ホームページ http://itocon.net/

facebookページ https://www.facebook.com/matsuzakiitoconcept

鈴木 一郎太 コーディネーター
平成9年渡英。アーティストとして活動後、平成19年に帰国。浜松市に拠点を置くNPO法人クリエイティブサポートレッツにて、社会の多分野と連携する様々な文化事業(場づくり、展覧会、トーク、人材育成、町歩き等)の企画を担当。平成25年、建築家の大東翼とともに(株)大と小とレフを設立。主にプロジェクト企画、マネジメントを担当。
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