2017-12-21【浜松市根洗学園】ワークショップシリーズ 第3回「シアターゲーム」
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【浜松市根洗学園】 2017年12月19日(火)19:00~21:00
ワークショップシリーズ 第3回「シアターゲーム」
講師:柏木陽(演劇家)
第3回となるワークショップシリーズは、毎回参加の外部の方もいれば、隣接する入所施設の利用者さんと職員さん、豊橋からかけつけてくださった方、学生さんなど20名ほどで行われました。
自己紹介した人と名前を交換して、次にあいさつする人には交換した名前で自己紹介をする、というワークを皮切りに、「別の方法に置き換えてみる」ということをテーマにした短いワークを繰り返しました。
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始めの自己紹介のワークは、
- 近くにいる人に「はじめまして。ライオンです」「はじめまして。ゾウです」とあいさつします。
- すぐ別の人を見つけてあいさつします。この時すでに名前を交換しているので、ライオンさんは「はじめまして。ゾウです」、ゾウさんは「はじめまして。ライオンです」という自己紹介になります。
これを繰り返していくのですが、数分間やりつづけた後、一人一人に「お名前は?」と聞くと、なぜかキリンが3人いたり、ペンギンが4人いたりします。
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講師の柏木さんは、「こういう変換は実は日頃みんなやっているよ」と言い、人から言葉で「手を挙げて」と言われて、「手を挙げる」という身体の動きに置き換えているという例えをあげました。これは言葉→動きですが、身体の動き→感情や、自分ルール→社会常識など、細かくみたら数えられないくらい随所にあるかもしれませんね。
自分の生活をふりかえってみて、言葉を額面通り受け取っていないこともよくあるし、読み解いてつくりだすこともたくさんあるなと思いました。こうした受け取り、読み解き、想像、創造といったワークは、もっと一般的にやる機会があってもいいかもしれないですね。
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鈴木 一郎太
コーディネーター
平成9年渡英。アーティストとして活動後、平成19年に帰国。浜松市に拠点を置くNPO法人クリエイティブサポートレッツにて、社会の多分野と連携する様々な文化事業(場づくり、展覧会、トーク、人材育成、町歩き等)の企画を担当。平成25年、建築家の大東翼とともに(株)大と小とレフを設立。主にプロジェクト企画、マネジメントを担当。
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