2020年オリンピック・パラリンピック東京大会に向け、文化プログラムの取組が始まっています。世界的なスポーツの祭典であるオリンピック・パラリンピックは、同時に文化の祭典でもあり、例えば、2012年のロンドン大会での文化プログラムがこれまでになく多様な成果を挙げたことは、今も多くの人々の記憶に残っています。
文化プログラムには、文化・芸術振興だけではなく、文化・芸術が、様々な価値観を背景に現代を生きる私たちを互いに結び付け、新たな価値観やコミュニティ、社会の形成につながっていくきっかけとなっていくことが期待されています。このため、静岡県の文化プログラムでは、「地域とアートが共鳴する」をテーマに、モデルプログラムや提案プログラムの募集・実施などを通じて、多様な人々が文化プログラムに参画するきっかけとなるような取組を進めてきました。
このたびのフォーラムでは、静岡県の文化プログラムのひとつに選定された「かけがわ茶エンナーレ」を開催中の掛川市を会場に、青柳正規・前文化庁長官による基調講演をもとに、改めて地域と文化・芸術の関係を考え、文化プログラムによって実現しようとしている地域や社会の姿や、静岡県の文化プログラムに期待される役割等について議論を進めていきます。
●静岡県文化プログラムの取組
●基調講演 「オリンピック文化プログラムと地域おこし」
基調講演 青柳正規(前・文化庁長官、東京大学名誉教授)
●パネルディスカッション 「静岡県の文化プログラムへの期待」
パネリスト 青柳正規
パネリスト 山口裕美(アートプロデューサー、かけがわ茶エンナーレ総合プロデューサー)
パネリスト 川勝平太(静岡県知事)
モデレーター 太下義之(三菱UFJリサーチ&コンサルティング主席研究員)
日時
平成29年10月29日㈰ 14時~16時
会場
大日本報徳社大講堂(掛川市)
公共交通機関を御利用ください。
車の場合は、有料駐車場(大手門駐車場、掛川城公園駐車場等)を御利用いただきます。