こころのまま

概 要

アート作品の制作・展示などを通して、地域に障がいのある人はじめ、様々な人があたりまえに交じり合っている日常をつくりだすことを目的として沼津を拠点に活動している。「心のままアート展」という展覧会を2017年から毎年実施している。

ホームページ

団体HP https://kokoronomama.wixsite.com/iroin-art
プロジェクトページ https://kokoronomama.wixsite.com/art-project

2020年度
心のままアートプロジェクト

オンライン参加実験 2020zoom事始め こころのまま×ぶっとびアート

予定していた静岡県東部エリア3か所それぞれで人が集まり集団制作をする企画の実施は見送ることとなり、代わりにオンラインイベントの可能性を探る実験をぶっとびアートとともに実施。

・定例参加実験 第1回~8回 2020年5月~7月毎週金曜

・音楽ワークショップの試行 2020年8月13日

片岡祐介(音楽家)+ぶっとびアート+こころのまま

≪担当コーディネーターのふりかえり≫

障害特性等様々な理由で社会参加しにくかった当事者や家族が地域とつながり、地域内の多様なつながりを強くすることを目指して沼津で活動する団体。

地域に暮らすいろいろな人が集まって共同制作する機会をつくり、つながりを生み出す事業を2つ予定していた。公共施設の窓に専用の画材で絵を描く企画は、会場となったプラサヴェルデの協力でそのまま実施できたが、3つの町でそれぞれに共同制作を展開、最終的に一堂に会する展覧会を実施する企画は変更を余儀なくされた。

そこで目を向けたのが、これまでイベントを開催しながら気になっていた、催しがあってもなかなか参加できない当事者や家族の存在である。彼らがいかに安心した状態で人と出会う機会を持つことができるか、その可能性をオンラインに探る実験をすることになった。

週1回定期的にメンバーでZOOM内に集まり、思いつくままにいろいろなことを試し、アーティストを招いてのオンライン・ワークショップまでも試してみた。結果、家からネットにつないでいることからの安心感も作用するのか、全9回の試行が終わった時にはそれが新たな出会いともなっており、ネットを活用した参加の広がりに期待感が見えた。

(鈴木一郎太)