2019-01-07【SHIZUOKA Study 3 】「活動を伝えるため気にしておきたいこと」~広報とデザイン~

2018年9月のキックオフトークを皮切りに、毎月実施してきた“SHIZUOKA Study”もいよいよ大詰め、12月の“Study3 「活動を伝えるため気にしておきたいこと」”も終わり、2019年1月の最終回を残すのみとなりました。

“Study 1・2”では、想いを具体的な形にすること。また、形にした想いを明瞭に伝えて共感を得ることが、資金集めにも重要な要素であることを伝えてきました。

“SHIZUOKA Study3”のテーマ「広報とデザイン」において何が重要であるか、考えを進めてみたいと思います。

まず、「広報」とは。

ここでは「広報」の意味することと、実際の広報活動について、静岡県文化プログラムアシスタントコーディネーターであり、NPO法人黄金町エリアマネジメントセンター(以下、黄金町)広報担当でもある、立石沙織さんから説明しました。

公益財団法人パブリックリレーションズ協会では、倫理要綱の中で

パブリックリレーションズは、ステークホルダーおよび社会との間で健全な価値観を形成し、継続的に信頼関係を築くための活動である。その中心となるものは、相互理解と合意形成、信頼関係を深めるためのコミュニケーションである。

としています。

・・・どうやら一方的に宣伝すれば良い、という訳ではなさそうです。

黄金町の広報を例にすると、

  • いつ
  • 誰に向けて
  • どんなツールを用いて
  • どういうストーリーで
  • プロジェクトを語るか?

と考え、広報戦略を立てているとのこと。

アートプロジェクトの広報を進める中、「デザイナーにもとめること。それは、第三者としての冷静な目線!」が気づきとして挙げられました。

 

次に、デザインについて、静岡県文化プログラム広報アート・ディレクター、グラフィックデザイナーの坂本陽一氏にお話いただきました。

「広報ってクリエイティブ」

広報と聞くと大きく知らせるという既成概念があるが、関係していくというイメージの方が大きいと考えている。なので、広報というイメージを置き換えてものを作っているし、デザインもイメージを変えながら作っている。

と、ここでも「広報」する内容や方針、ツールの使い方に、工夫と戦略が必要だとわかってきました。

デザイナーとアートディレクターの違いについてお話を伺い、まとめとして、

広報とは、発信のベクトルではなく、広報デザインの為に企画そのものを考える。沢山ある考え(タグ=分類、要素)の選択と組み合わせ、について具体例を聞いた後、参加者の方々も自身の企画について「タグ分け」をし、そのタグの組み合わせ方法など、アドバイスを得るワークをし、勉強会は終了しました。

北本 麻理 コーディネーター
アートキャンプ白州でダンスに出会ったことをきっかけに、芸術と社会の橋渡しについて探求を始める。京都造形芸術大学舞台芸術研究センターでの公演制作を経て、舞鶴市文化事業団アートコーディネーターとして、地域資源と芸術資源とを結びつけたワークショップや舞台作品を企画・運営。2012年からNPO法人ジャパン・コンテンポラリーダンス・ネットワークで、東日本大震災被災地における文化・芸術による復興事業『三陸国際芸術祭』『習いに行くぜ!東北へ!』のプログラム・ディレクターを務めた。
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