12月のきこりじゅくに引き続き、1月14日(日)に開催されたきこりじゅく『きこりと学ばう!!山のお祭り』に参加してきました!
静岡駅から車で約1時間。玉川きこり社のある桂山からさらに20分ほどのぼったところにある「横沢集会所」という公民館が今回の集合場所。そこから山道を歩いてすぐの御嶽(みたけ)神社がお祭りの会場でした。
この玉川集落のお祭りは、一度途絶えていたものを約20年前に、地域のみなさんで文献などを読み解き復活させたものなのだそう。毎年、1月に祈願祭、10月に感謝祭という形で開催されています。
今回のきこりじゅくの参加者は、県内各地の1歳から小学生の子ども連れの家族で、神事や神楽の見学と参加、榊(さかき)を作って奉納するワークショップが行われました。
赤ちゃん連れも数組おり、子どもたちがおのおの思いつくこと、したいことをのびのびと見守ることができるのが「きこりじゅく」の特長です。
今回の参加費は、一部をお祭りのご祝儀として納めたのですが、その納め方がユニーク!神楽の中で、釣り竿を持った恵比寿様が、みんながもったご祝儀を鯛のように釣り上げていくという!
ほかにも翁が現れてとつとつと昔話を聞かせてくれたり、飛んできた弓矢を拾ったり。幼いころ感じたお祭りの高揚感が、太鼓の音とともによみがえりました。
神楽見学の合間に行った榊(さかき)づくりのワークショップは、神社のまわりに生えている榊の木をみつけるところから。ハサミで白い紙から紙垂(シデ)をつくり、榊や縄にくくりつけて完成。
前回のきこりじゅくに参加したときから、「きこり文化」と「神道」の密接な関係を興味深く感じていましたが、今回改めてこのつながりが『きこり精神』ともいうべき根幹をつくっているのだなあと感じました。
仕事上の日常的な所作においてはもちろんのこと、一年に2度、みなで守り継ぐ「お祭り」という場を通して襟を正す。それが生活すべてと循環する様子が、とても豊かに感じられました。
次回のきこりじゅくは、2月の中旬の予定。最新情報は「玉川きこり社」や「静岡県文化プログラム」のFacebookをフォローしてみてください!