東伊豆町稲取地区に残された旧邸を改修した宿泊施設「湊庵 路考茶(そうあん・ろこうちゃ)」。
「イナトリアートセンター計画」は、ここ「湊庵 路考茶」に、伊豆半島南部エリアのアートに関する情報や活動が集積するアートセンター機能を付加するプロジェクトです。
今回のワークショップでは、特殊照明作家の市川平(いちかわ・たいら)さんを講師に招き、参加者と一緒に「光と影のもと」を作ります。
そして、参加者のみなさんはコラボレーターとして、市川さんとともにひとつの巨大な空間芸術をつくり上げます。
必要なものは、ほんの少しの発想力だけ。子どもから大人までご参加いただけるアートイベントです!
7月26日(土)は東伊豆町役場の大会議室、7月27日(日)は片瀬地区防災センターが会場となります。
各日とも前半にオブジェ制作のワークショップ、後半に特殊照明によるショーを開催。
どちらか1日のみの参加も歓迎ですが、両日参加することで、空間(環境)や参加者の顔ぶれにより変化する巨大な空間芸術をお楽しみいただけます!
参加費は無料。みなさんのご参加をお待ちしています!

市川平(いちかわ・たいら)
1965年東京都生まれ。1991年武蔵野美術大学大学院修了。同年第2回キリンコンテンポラリーアワード グランプリ受賞。翌年第3回ジャパン・アートスカラシップ グランプリ受賞。近年はPROJECT ATAMIのほか六甲ミーツ・アート芸術散歩(2019)、下山芸術の森発電所美術館(2021)、CARt SAITAMA(2023)、台湾など各地で作品を発表している。
ファンタスマゴリーとは??
ファンタスマゴリー Fantasmagorie は、18世紀松野フランスに生まれた幻灯機によるショーです。物理学者で奇術師のエティエンヌ=ガスパール・ロベール(Étienne-Gaspard Robert 1763-1837)は当時パリで開催されていた先行するショーを見て、光学的知識をもとに進化させました。ロベールソン(Robertson)と名乗ったロベールのショーは幽霊や悪魔が登場するものでしたが、斬新な手法に観客は本物と見間違えていたそうです。
特殊照明作家の市川平は、幻灯機とは別の方法を使って、光と影が織りなす空間芸術を生み出します。
