SPONSORED PROGRAM

主催事業

クリエイティブ人材
空き家等活用モデルプログラム
「fresh air」

アーティスト等のクリエイティブ人材※1のみなさんと地域住民のみなさんが、日常的に交流できる環境をつくることを目指して、県内4つの地域で新たなプロジェクトを始動させます。

クリエイティブ人材 空家等活用プログラム

社会の様々な分野とアートの協働に取り組むアーツカウンシルしずおかでは、2023年度「クリエイティブ人材空き家等活用モデルプログラム(以下「モデルプログラム」)」を立ち上げ、浜松市、森町、沼津市、東伊豆町で活動する4つの団体(公募により決定)と共に、実証実験を行っていきます。
本事業をとおして、アーティストなどのクリエイティブ人材(※1)が、日常的に地域住民と交流できる環境を県内各地に創出し、創造的な地域づくりや同人材の関係人口の増加につなげることを目指します。

今回は、静岡県での活動を希望するクリエイティブ人材を8月から9月にかけて公募し、結果、4人のユニークなアーティストと、4つの地域団体とのマッチングが成立しました。
10月後半より順次、各地域の住民と協働しながら現存する空き家等(※2)を活用する新しいアートプロジェクトの提案や試行がスタートします。ぜひご注目ください!

※1 本事業における「クリエイティブ人材」とは、アーティスト、アートディレクター、アートマネージャー、キュレーター又はそれに準ずる実績を有し、自らの創造力を地域に開き、関わる人達の可能性を引き出す意欲を持つ人材を指す。

※2 本事業における「空き家等」とは、空き家、空き店舗、空き工場、空き倉庫等、一定期間利用者がなく有効活用のなされていない遊休空間・施設を指す。 

テーマ「fresh air」

本プログラムのテーマである「fresh air」とは、その言葉の通り、これまで閉ざされていた空き家等の扉をひらき、「風をとおす、新しい空気をいれる、空気を入れ替える」ことを意としています。そして、今回実施されるアートプロジェクトや、クリエイティブ人材そのものが地域にとって「新鮮な空気」となり、地域の創造性が触発されることを期待しています。

地域団体およびクリエイティブ人材について

静岡県は、温暖な気候による比較的穏やかな地域性を有する一方で、日本一の高さを誇る富士山と日本一深い駿河湾がつくるダイナミックな高低差や、県土を縦断する川がもたらす肥沃な土地が、静岡ならではの歴史、産業、食をはじめとした生活文化を生み出してきました。
本プログラムは、こうした静岡県内の地域の中でも、空き家等の活用に意欲のある地域団体の活動地域を対象に実施します。実施地域およびコーディネートを担う地域団体、題材となる空き家等の情報、各地域に滞在するクリエイティブ人材は以下のとおりです。

※地域団体は、応募時に実施部門【A】または【B】を選択しています

地域団体・クリエイティブ人材一覧

※団体名をクリックすると詳細をご覧いただけます。 

(A)アートプロジェクトの試行を通した空き家等の活用

地域に計30日間滞在し、地域住民と関わりながら、空き家等を活用したアートプロジェクトを試行する。

部門団体名滞在するクリエイティブ人材
東伊豆町稲取地区合同会社so-an癸生川栄(eitoeiko)[ディレクター]
森町森地区一般社団法人モリマチリノベーション遠藤七海[ダンサー/アーティスト、制作者、料理人]

(B)クリエイティブ人材による空き家等活用を目指した企画提案

地域に計10日間滞在し、地域住民に向けて空き家等の活用プランを提案する

部門団体名滞在するクリエイティブ人材
奥駿河(沼津市、奥駿河湾沿岸部、静浦・内浦・⻄浦)OKUSURUGABOARD吉野祥太郎[彫刻家・アーティスト]
浜松市天竜区龍山町龍山未来創造プロジェクトスズキサチコ[美術家]

【A】 アートプロジェクトの試行を通した空き家等の活用

■東伊豆町稲取地区

団体名合同会社so-an
港町「伊豆稲取」の暮らしを旅する体験を提供する宿「湊庵(そうあん)」や、⼀棟貸しの宿「湊庵 錆御納戸-so-an sabionand-」、泊まれる路地裏カフェ「湊庵 赤橙-so-an sekito-」、ジオコテージ「so-an morie」を運営する団体。また、稲取という地区の魅力をより深く体感してもらうべく「ジオガイド」サービスなども提供。オリジナル滞在プラン「風待ちステイ」では、ゲストの自分探しのお手伝いをしつつ地域の魅力を⼀緒に探究していくオーダーメイド型滞在の開発も行っている。
詳細情報詳細情報(PDF)
クリエイティブ人材癸生川 栄(eitoeiko)/きぶかわ えい

1972年千葉県生まれ。早稲田大学を卒業後、2009年東京・神楽坂にeitoeiko(エイトエイコ)を開廊。展覧会をキュレーションしながら、美術家と協働し国内外の公共空間やギャラリーでの展示を補助、制作、企画する。参加展に来るべき世界ー科学技術とAI、人間性(青山学院大学シンギュラリティ研究所 2019)、CATastrophe(QiPO メキシコ 2023)など。第1回、第2回MAW(マイクロ・アート・ワーケーション)に参加し下田市と松崎町でリサーチを重ね、第1回まつざきオハナ・マルシェ(2023)ではデザイン他を担当する。

■森町森地区

団体名一般社団法人モリマチリノベーション
森町森地区を中心に、多様な主体と連携しながら次世代につながる魅力ある街づくりを地域ぐるみで推進する団体。遊休物件等を利活用した魅力的な場所を作り、“その空間を育てていける街”の実現を目指してエリアリノベーションを進めることを目的に活動する。
詳細情報詳細情報(PDF)
クリエイティブ人材遠藤 七海/えんどう ななみ

©photo あいにゃ
1997年東京生まれ。小学生でダンスを始め、中高時代に演劇、大学でコンテンポラリーダンスに出会う。2020年、立教大学現代心理学部映像身体学科卒業。日常の振り付けられた身体に着目し、とりわけ食とアートをテーマに模索中。制作者としても舞台芸術に携わる。ダンサー杉本音音とのユニットNe Na labではコロナ禍の新しいラジオ体操をテーマにした映像作品『ラジオ体操第1.1』や調理時間を上演時間にした『食べるからだ』などを発表。「コオドリ」として間借りカレーの出店やイベントでのフード提供も行う。

【B】 クリエイティブ人材による空き家等の活用を目指した企画提案

■奥駿河(沼津市、奥駿河湾沿岸部、静浦・内浦・⻄浦)

団体名OKUSURUGABOARD
【おもしろいこれからをつくる】をテーマに活動する任意団体。豊かな自然環境下で営む地域の暮らしの風景など、「写真」をキーワードに、魅力を国内外に発信、地域に足を運んでもらう仕組み作りを行う。当該地域の主産業は農漁業で、中心市街地から離れた都市開発の影響をうけていないエリア。街並みが残されている場所を不便と捉えるか、市街地とは違う時間の流れを感じられる事を他とは違う魅力あふれる場所として捉えるか。写真好きから見ると、「他とは違う」はおもしろい興味の湧く場所。写真好きが国内外から集まってくる場所になればと、日々いろいろな可能性を模索しながら活動している。
詳細情報詳細情報(PDF)
クリエイティブ人材吉野 祥太郎/よしの しょうたろう

アーティスト。1979年生まれ。吉野祥太郎の主題は「土地の記憶」。国内外において、土地と人との関わりをたどりつつ、その土地を成立させている記憶との対話を通して、大規模なインスタレーション作品や立体作品などの制作を行っている。また彼は、土それ自体に記憶が堆積していることを強く意識し、土を表現素材としてもちいるほか、記憶の層としての土を地面ごと持ち上げ「立てる」というインスタレーションも世界各地で実践している。吉野はこれまで、来訪者として各地に赴き、新たな視座からその土地の記憶を見いだし、大切に持ち上げることによって、作品へと具現している。

■浜松市天竜区龍山町

団体名龍山未来創造プロジェクト
天竜区龍山町は、人口 470人。2014 年に最後の学校が閉校したことで、子育て世代が流出し、移住促進も難しく人口減少の⼀途を辿っている。結果 60 歳以下の将来町を支える人材が不足し、未来の姿を想像することが難しい状況となっている。
龍山未来創造プロジェクトは、この状況下において龍山の未来を繋ぐことを目的に、(1) 龍山町魅力発信 (2) 町の資産を形に残し、繋ぐ (3) 町の楽しさ創出、活性化 の3つの活動を行っている。
詳細情報詳細情報(PDF)
クリエイティブ人材スズキサチコ

©photo 中村ヨウイチ
美術家。京都精華大学大学院芸術研究科造形専攻修了。その後、ギャラリー白を中心に関西で作品発表を行い、障害のある人のアート活動のサポートに従事。2011年、静岡県西部へ転居。樂土の森創設25周年記念|現代美術展 タイムスクランブル2021-2022、2020年度浜松市鴨江アートセンターアーティスト・イン・レジデンス後期採択などで、制作発表を行う一方、「こどもアトリエTette」を、2014年からサークル時代含め8年間主宰。

事業内容およびクリエイティブ人材の活動内容

ア)「空き家等」をテーマにしたアートプロジェクトの試行、または提案

  • アーツカウンシルがマッチングした地域団体の活動エリア内に滞在し、クリエイティブ人材の創作活動場所の将来的な確保の実現に向けてAまたはBを実施する。
  • 滞在場所は、地域団体から提供される施設情報(移住お試し施設、ゲストハウス、民泊、旅館・ホテル、マンスリーアパート等)をもとに、クリエイティブ人材が自ら手配する。

【A】アートプロジェクトの試行を通した空き家等の活用

内容アーツカウンシルが公募・選定するクリエイティブ人材が、当該地域に計30日間滞在し、地域住民と関わりながら、空き家等を活用したアートプロジェクトを試行する。
活用する空き家等地域団体が所有する物件、または地域団体が物件所有者に使用許諾を得ている物件(クリエイティブ人材の活動場所として使用するもの)
・地域住民を巻き込みながら空き家をDIY改築するプロジェクト
・空き家にまつわる関係者へのインタビュー等を作品化し、公開するプロジェクト

※実施内容については、クリエイティブ人材が事業期間の前半に行うリサーチを経てプランを提案し、同人材を含めた地域団体(及び物件所有者)とアーツカウンシルの三者で協議の上、決定する。

【B】クリエイティブ人材による空き家等の活用を目指した企画提案

内容アーツカウンシルが公募・選定するクリエイティブ人材が、当該地域に計10日間滞在し、地域住民を交えたワークショップを実施し、地域にとって新しい空き家等の活用プランを提案する。(アウトプットの形式は問わない)
活用する空き家等空き家等に関する課題意識を持ち、今後空き家等の活用に取り組む意欲を持つ団体が今後活用を検討している物件(活用検討の題材として取り上げるものであり、物件所有者との協議次第ではその物件を使用したり立ち入ったりすることができる場合がある)
・住民と物件の視察と活用に向けたアイデアソンを実施し、そこで生まれた活用プランの提案

※ワークショップの実施方法については、クリエイティブ人材が事業期間の前半に行うリサーチを経て、クリエイティブ人材を含めた地域団体とアーツカウンシルの三者で協議の上、決定する。

イ)アーツカウンシルが実施するヒアリング調査への参加

  • アートプロジェクトの試行や提案の後半から滞在終了2週間以内を目安に、アーツカウンシルが実施するヒアリング調査に参加する。
    【設問の例】
    • 本事業によって起きた意識の変化について
    • 自身が継続的に静岡県内で活動する上で感じる課題や必要な要素について

ウ)アーツカウンシルが実施するセミナーでの発表

  • アートプロジェクトの試行や提案の終了後、アーツカウンシルが主催する公開イベント(12月上旬予定)に登壇し、本事業の途中経過等について発表する。

アートによる空き家活用ワーキンググループ

本モデルプログラムの実施と並行して、有識者による「アートによる空き家活用ワーキンググループ」を設置します。

このワーキンググループでは、アートによる空き家活用事例がまだ少ない静岡県下において、そうした動きが地域にもたらす影響を専門的な観点から分析すると同時に、その動きを波及・持続させるために必要な事項とは何かを検討していきます。

※1年目は県東部地域、2年目以降は他地域への展開を検討する予定です。

ワーキンググループメンバー(順不同)

山田 知弘                        有限会社日の出企画 代表取締役 (座長)
アーツカウンシルしずおかアソシエイト
後藤 昇株式会社リビングディー第一建設 代表取締役
坂本 剛宏三島信用金庫、さんしんキャピタル株式会社
戸井田 雄混流温泉株式会社 代表取締役、アーティスト
三好 明株式会社マチモリ不動産 代表取締役

2023年度の実施スケジュール

第1回ワーキング                       10月25日(水)
第2回ワーキング11月15日(水)
第3回ワーキング12月6日(水)
セミナー12月15日(金)
第4回ワーキング2024年1月11日(木)
ワーキンググループメンバー

お問合せ先

アーツカウンシルしずおか(静岡県文化財団内)  担当:立石、滝口 
TEL  : 054-204-0059(9:00~17:00 土日祝を除く)
E-Mail : info@artscouncil-shizuoka.jp

ページの先頭へ