超老芸術

あつみ けいすけ
渥美 圭亮

1947年生まれ、2010年逝去

静岡県浜松市


静岡県浜松市にある雑貨店「渥美ゴザ屋」の三代目店主だった渥美圭亮さんは、

吃音のため接客はあまりせず、生活雑貨の販売やアイデア商品を自作することに専念していた。

1990年からは、奇妙な生き物の立像の制作を開始し、他界する直前の2000年までつくり続けた。

制作にあたっては、梱包用の発泡スチロールなどに竹串を通し、それらを木工用ボンドで繋げていくという独自の方法を開発。

像の表面には安価な和紙を覆って、色づけを施した。

像の文様や仏像をヒントにした不思議なポーズは、興味のあった民俗学の影響が大きく、

水泳をやっていたこともあり、とくに水着を着た女性を模した立像を多く制作した。

作品は、2018年9月から2019年3月にかけてパリ市立アル・サン・ピエール美術館で開催された「アール・ブリュット・ジャポネⅡ」展に出展している。


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