超老芸術

すずき かずお
鈴木 一夫

1948年生まれ

静岡県浜松市在住


20代前半の頃、自宅で祖父が大事にしていたビワの木が枯れてしまったとき、「なんとかして残したい」と、木の根を残して見様見真似で磨いたことを機に、木目の美しさに惹かれるようになる。

以来、流木を拾い集めては手作業で丹念に磨き、花器や器など様々な形へ加工することを趣味のひとつとなる。

10年ほど前には、友人宅の庭にある樹齢50年を超える松の木から、大ぶりな松ぼっくりが落ちているのを見て、それらを使った作品制作を発案。

鱗片をひとつひとつペンチで切り取っては、土台となる流木に木工用ボンドで貼り付けていく。2018年に、流木と松ぼっくりで初めて竜の置物をつくったことを機に、2021年から竜の置物を本格的に制作するようになる。

歯の部分は紙粘土で制作し、箒の材料としても使われる棕櫚(シュロ)の木の皮を剥いで髭に利用。

それぞれの竜の目玉の部分は、100円ショップに売っている人形の目玉部分を貼り付けたり、大豆の未熟豆を金色に塗ったり、薬を包んでいるPTP包装シートを利用したりとこれまでに15体ほどを作成している。

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