実施団体の概要
全国で少子高齢化・空き家対策・農業後継者不足による耕作放棄地増などが地方行政の課題となっていますが、この室野地区も例外ではありません。特に高齢化は、今後の集落の組織形態にまで大きな影響を与えはじめており存続の危機感が蔓延し、地域愛までが失われかねない状況となっています。
有志で立ち上げた「室野地農工商組合mA-FaB」は、富士市内でもほとんど知られていない室野地区の26軒程度の集落にスポットを当てます。
地区内外の交流や、関係人口増加のキッカケを創出するこの事業により、集落に変化をもたらすことができれば、住民のモチベーションも上がり、狭間と言われた地区からモデル地区への注目を浴び、更なる展開も期待できると考えています。(富士市)
murono尋常生学校
課題を抱えた地域住民が、ゆっくり時間をかけて作家や専門家と関われる”学校”的な空間をつくります。
ゲストが一方的に上から教示するのではなく、ゲストも”地域の先生”である住民からロコ(地元民の知恵)、食べ物、地元の人しか紹介できない渋い開催場所を享受して、双方の文化の厚みに貢献できることを目標とします。
大開発をゴールとせず、ちょうど良さを長く続け、関係人口が少なくても、中長期的な関係性を探ることにより、行政と専門家と地域住民による新しい文化イベントを創出していきます。