NEWS
お知らせ

poly_search、リサーチ実施者決定!

「令和7年度東部伊豆地域文化ネットワーク形成準備事業」の一環として実施するリサーチプログラム「poly_search」のリサーチ実施者が決定しました。12月にかけてリサーチを展開し、来年1月の報告会にて発表を予定しています。報告会の詳細については、後日、アーツカウンシルしずおかのHP、SNSにてお知らせします。

リサーチプログラム「poly_search」実施者

小鷹 拓郎(アーティスト、映画監督)

プロフィール

小鷹 拓郎(こたか たくろう)

アーティスト、映画監督

1984年埼玉県出身

社会の分断を抱えた地域でフィールドワークをおこない、ドキュメンタリーとフィクションを往来するアートフィルムを制作。文化的背景や民俗学的視点を取り入れながら、モキュメンタリー、サブリミナル効果、モールス信号といった技法を駆使し、国家と個人、現実と虚構の境界を問い直す。歴史や言語、共同体のあり方を掘り下げ、問題の当事者や専門家と協働しながら、ユーモラスな視点で現代社会の抜け穴を模索する。
主な展覧会に北アルプス国際芸術祭、ジャカルタビエンナーレ、奥能登国際芸術祭など。主な映画祭にドイツ・オーバーハウゼン国際短編ドキュメンタリー映画祭、インドネシア・ジョグジャNETPACアジアン映画祭などがある。カルチャー誌「STUDIO VOICE」などで執筆。2017年に文化庁新進芸術家海外研修制度でタイを拠点に活動。2019年にポーラ美術振興財団在外研修制度でインドネシアを拠点に活動。
現在は埼玉県を拠点に活動中。

ホームページ https://takurokotaka.net/

< 過去作品 >

「インドネシア人技能実習生、河童の狩猟技術を学ぶ」

2021、4K、30min、Stereo, Single-channel

2021年のコロナ禍に制作されたモキュメンタリー作品。
静岡県島田市を舞台に、インドネシア人技能実習生の青年が猟友会と共に「コロナワクチンとして効能がある」とされる河童の狩猟に挑戦する。高齢化による伝統技術の継承問題と外国人技能実習生への差別問題が交差するなかで、観客は青年の葛藤と爽やかな笑顔を通じて、虚構の中から希望を見出していく。

トレイラー https://youtu.be/VXou-IwKDMs

監督・撮影・編集:小鷹拓郎 照明:児玉徳治 写真:大石蒼太 録音:ルリー チチ ナレーション:片岡フィトリ 音楽:笹間神楽保存会 出演:ルリー チチ 片岡フィトリ 森川さん ヤマさん ナカさん コダさん ジュンさん ヨネさん 中村さん 成瀬さん 児玉さん 笹間神楽保存会、ほか 主催:無人駅の芸術祭UNMANNED NPO法人クロスメディア 協力:大井川鐵道 島田市猟友会 笹間神楽 静岡県 島田市市民 助成:ポーラ美術振興財団、UNIJAPAN 

<上映歴>

2021年「UNMANNED 無人駅の芸術祭/大井川2021」出品作品

2021年「インドネシア・ジョグジャNETPACアジアン映画祭」アジアパースペクティブ部門正式招待

2022年「福岡インディペンデント映画祭」優秀作品賞受賞

2022年「インドネシア・バリ国際短編映画祭 Minikino Film Week」正式招待

その他、国内外の映画祭や美術館で上映

ーーーーーーーーーーーーーー

ダイダラボッチを追いかけて

2024、4K、28min、Stereo, Multi-channel

北アルプスに伝わる伝説の巨人「ダイダラボッチ」を追うフェイクドキュメンタリー。市職員や民俗学者が異なる視点で「ダイダラボッチ」を語る。守護神か、脅威か、それとも未来の象徴か。語られる像は定まらず、現実と虚構が交錯する。
やがて物語は地域が抱える現実の道路問題と結びつき、3面スクリーンに北アルプスの壮大な風景、田園、デモ隊が映し出される。フィクションとリアルが交錯する中、巨人の足跡を通して新たな伝説が紡がれる。

監督・編集:小鷹拓郎 撮影:小鷹拓郎、小澤貴弘 音楽:大町舞台囃子(五日町保存会)英語字幕:Jeff Moynihan 機材協力:ARTISTSʼ GUILD 出演:左右田慎也、栗林勇太、スギサキハルナ、傳刀章雄、伊藤洋平、小倉健吾、大町市民 特別協力:大町市役所、大町市猟友会、大町山岳博物館、千年の森自然学校、佐藤壮生、百瀬肇、ニコニコ山脈、木崎湖POW WOWキャンプ場、ASA3000、大町の未来を考える会、松糸道路と大町を考える会 会場制作:佐藤壮生、今井伸悟、岩瀬圭司、本間大悟、佐藤拓実、小野寺勇一郎、小鷹友美、小鷹野太郎、小鷹花 主催:北アルプス国際芸術祭2024

<上映歴>

2024年「北アルプス国際芸術祭2024」出品作品

< 過去の実績 >

<主な展覧会>
2024「北アルプス国際芸術祭2024」長野
2021「NANDUR SRAWUNG」タマンブダヤギャラリー、インドネシア
2019「沈黙の騒音/Noise of Silence : Japanese Art Now」 GoldenThread Gallery、北アイルランド
2019「Political Planet X」CMUアーツセンター、タイ
2017「奥能登国際芸術祭」奥能登口伝資料館、石川
2016「Sound Wars from The Hole 洞穴聲戰」C&G Artpartment、香港
2016「国立奥多摩映画館~森の叫び~」国立奥多摩美術館、東京
2009「第13回ジャカルタビエンナーレ」インドネシア国立ギャラリー、 インドネシア

<主な受賞歴>
2023 川村文化芸術振興財団 ソーシャリー・エンゲイジド・アート支援助成
2023 アイスタイル芸術スポーツ振興財団 現代芸術振興助成
2023 全国税理士共栄会文化財団 第32期 芸術活動分野 助成
2022 福岡インディペンデント映画祭 優秀作品賞受賞
2022 遠山記念館 芸術・学術研究等助成
2021 UNIJAPAN 日本映画海外映画祭支援 助成
2020 小笠原敏晶記念財団 第一次・第二次 現代美術 助成
2020 パブリックリソース財団 文化芸術助成
2019 ポーラ美術振興財団在外研修制度(インドネシア)
2017 文化庁新進芸術家海外研修制度(タイ)
2016 東京アーツカウンシル 東京芸術 文化芸術単年助成
2010 朝日新聞文化財団 文化芸術助成

<主な映画祭・上映歴>
2025「国際交流基金主催 Pause‒Repost」Abraham & Smith HQ、インドネシア
2024「当意即妙―芸術文化の抵抗戦略」京都芸術センター、京都
2024「第7回 ドキュメメント 想起するまなざし」本照寺、東京
2023「Crossing boundaries with Mockumentary」Papuan Voices
Jayapura、パプア
2022「第14回 福岡インディペンデント映画祭 FIDFF」福岡市科学館サイエンスホール、福岡
2022「第8回 バリ国際短編映画祭」インドネシア
2021「第16回 ジョグジャNETPACアジアン映画祭 JAFF」EmpireXXI、インドネシア
2010「第56回オーバーハウゼン国際短編映画祭」ドイツ

ページの先頭へ