社会の様々な分野とアートの連携を目指すアーツカウンシルしずおかでは、2023年度から空き家活用におけるアートの有用性を検証するパイロット事業を実施しています。今年度は、株式会社シタテ(三島市)と連携し、商業的活用が難しい都市部の物件(以下、対象物件)にて、アーティスト清水玲による作品制作を行います。
これにより、放置された空き家にも経済的指標では測りきれない価値を生み出し、ビルの店舗機能と住居機能の共存等、積極的な活用が進みにくい空中階(2階以上)に対し、地域住民や物件所有者も目を向けるきっかけをつくります。
本年2月から対象物件で作品を公開するにあたり、アーティストと交流し、その人柄や視点の面白さを知ってもらうことを主眼においたワークショップを開催します。ぜひお気軽にご参加ください!
2024年度アートによる空き家活用パイロット事業「fresh air」
関連ワークショップ「地名にふれる」
日 時 | 2025年1月26日(日)13:00~15:00ごろ |
会 場 | ワーカーズリビング 三島クロケット(三島市本町2-4) ※「fresh air」の対象物件(空き家)は暖房設備がないため、最寄りの三島クロケットをワークショップ会場とします。 ワークショップ終了後に対象物件をご案内する予定です。 |
内 容 | 地名には、幾千年にもわたり日本列島に暮らしてきた人々の記憶が刻み込まれているといえるでしょう。 地形を表した地名、災害を警告する地名、伝承にもとづく地名、日本語の成り立ちにも関わってくる地名、等々。 三島市およびその周辺地域の地形図を囲み、切り文字にした地名を手に取りながら、三島の街の地形の成り立ちと地名の由来について、想像力を膨らませて様々な角度から紐解きながら、ことばと音の関係性を探ります。 ※本ワークショップは、地名の文字や音をヒントに想像力を膨らませ、参加者のみなさんと意見交換しながらことば、文字と音の関係を探ることを目的にしており、正解を当てる(通説・定説をなぞる)ものではありません。 |
参加費 | 無料 |
定 員 | 10名程度 ※事前申込優先、子ども連れ参加も可、家族での参加も歓迎 |
申込先 | 株式会社シタテ https://forms.gle/PzuYb4cMG8YELvpo9 |
企 画 | 清水玲(アーティスト) 1977年生まれ。香川県出身、神奈川県在住。 文字の成り立ち、あるいは日常に溶け込み人の無意識に働きかける文字の持つ呪術的要素に関心を持ち、文字や建築、声、映像、収集物、温熱環境の変化等、多様な表現形態を組み合わせながら、日常経験や物事のつながりの再認識の可能性を示唆する作品を制作する。2020年より伊豆半島や四国を中心とした地形の成り立ちや動植物の観察、信仰のかたちの変遷を探る踏査、撮影を継続的に行なっている。 |
主 催 | アーツカウンシルしずおか |