
今年度のアートによる空き家活用「fresh air」モデルプログラムでは、三島市で活動する株式会社シタテとアーティストの清水玲さんをマッチングし、清水さんが空き家から着想を得て制作した作品「窓をあける -習い合わさることのたま-」を発表しました。
清水さんの作品は、見る人に「アーティストは空き家から何を読み取ったのか」を想起させ、同時に「我々は空き家をどのように捉えるべきか」を思考させるものであり、本事業の趣旨と重なる複合的なメッセージを持っていました。
だからこそ本事業について一人でも多くの人に知ってもらい、ここで得られた視座を広く共有することを目的に、YouTubeのライブ配信を利用した「fresh airふりかえっ茶会」を開催します。
茶会では、モデルプログラムで取り組んだ内容について紹介するほか、株式会社シタテの山森達也さんと清水玲さんそれぞれが本事業を通して影響を受けたことや考えたことを振り返り、アートと空き家のより良い連携のあり方を探っていきます。
fresh airふりかえっ茶会
日時 | 2025年3月21日(金) 14:00~15:00 ※アーツカウンシルしずおかのYouTubeチャンネルでライブ配信 |
ゲスト | 清水玲(アーティスト)、山森達也(株式会社シタテ) |
進行 | 立石沙織(アーツカウンシルしずおか) |
視聴方法 | https://youtube.com/live/RqBNeboZNe4?feature=share 3月21日(金)14時に、上記のURLからご視聴を開始してください 事前申込、参加費は不要です |
内容 | ①なぜアートで「空中階の活用」をめざしたのか?|山森達也(株式会社シタテ) ②アーティストは「空き家」から何を読み取るのか?|清水玲(アーティスト) ③クロストーク |
備考 | 今回は、ゲストとのオンラインZOOM MTGをアーツカウンシルしずおかのYouTubeチャンネルでライブ配信します。 配信した映像は、アーカイブとして後日編集を行った上で同チャンネルに公開予定です。 |
主催 | アーツカウンシルしずおか |
ゲストプロフィール

清水 玲(しみず・りょう)
美術家
1977年生まれ。香川県出身、神奈川県在住。
文字の成り立ち、あるいは日常に溶け込み人の無意識に働きかける文字の持つ呪術的要素に関心を持ち、文字や建築、声、映像、収集物、温熱環境の変化等、多様な表現形態を組み合わせながら、日常経験や物事のつながりの再認識の可能性を示唆する作品を制作している。
2020年より伊豆半島や四国を中心とした地形の成り立ちや動植物の観察、信仰のかたちの変遷を探る踏査、撮影を継続的に行なっており、文字を持つ以前の人間、あるいは文字の発明がもたらした功罪を主題としたプロジェクトや作品制作に取り組んでいる。
https://ryoshimizu.jp/

山森 達也(やまもり・たつや)
株式会社シタテ 代表取締役
大学卒業後、カルチュア・コンビニエンス・クラブ㈱入社、情報セキュリティベンチャーを経て㈱Indigo Blueへ。
人材開発や組織開発のコンサルタントを行う傍ら、地方都市の学生のキャリア教育や地域活性化に関する活動にも取り組む。
2019年東京から三島市に移住。
三島愛が深まるにつれ、三島市の活性化のため関係人口づくりに取り組もうと㈱シタテを設立、ワーカーズリビング三島クロケット(上階に1ヶ月単位で暮らせる家具付きレジデンスあり)、ゲストハウスgiwaを運営。「三島満願芸術祭」実行委員長も務める。