3月12日にグランシップで開催の「おもしろい人に会いたい!!2023 ーアートプロジェクト見本市ー」で登場する、竹でできたふにゃふにゃとした不思議な装置「蛸みこし」の滞在制作が現在県内で行われています。
マイクロ・アート・ワーケーション(MAW)2022の旅人でもあった、芸術探検家 野口竜平が富士吉原を再訪し滞在制作。その後、県内各地を巡り地域の方と一緒に蛸みこしを「わっしょい」した映像を撮影し、3月12日にグランシップで動画を公開します。
●芸術探検家 野口竜平 蛸みこし滞在制作
制作期間 | 2023年1月16日(月)~1月27日(金) |
制作拠点 | 蛸みこし研究センター 吉原支部(富士市吉原) |
県内ツアー | 2月5日(日)森町、2月11日(土)三島、2月19日(日)東伊豆 |
制作発表 | 2023年3月12日(日)10:00~16:30 グランシップ 大ホール・海 |
滞在記 | 富士吉原滞在制作note 記:吉原中央カルチャーセンター(YCCC) facebook / Twitter / Instagram |
●蛸みこしの担ぎ手募集!
3月12日(日)にグランシップで開催する「おもしろい人に会いたい‼~アートプロジェクト見本市」のPR動画制作のため、蛸みこしの動画撮影を行います。そこで、撮影に協力してくれる担ぎ手を募集します!
事前申し込み不要、動きやすい服装と靴で当日集合場所にお集まりください!画像の「蛸みこしのぼり」が目印です!
あなたの町に蛸みこしがやってくる!
森町 | 【日時】2月5日(日) 午後1:30集合 【場所】旧三倉小学校集合(森町三倉740) 森町の南北を流れる川に沿って数か所で撮影。下流では天竜浜名湖鉄道の通過時間を狙います! |
三島 | 【日時】2月11日(土) 朝6:30集合 【場所】中郷温水池(三島市富田町267-2)※車での来場不可 三島と言えば、歌川広重作の東海道五拾三次にも描かれた「朝霧」。 早朝の時間帯に水場から発生する「朝霧」のシチュエーションで撮影に挑みます。 |
東伊豆 | 【日時】2月19日(日) 正午12:00集合 【場所】稲取展望テラス集合(東伊豆町稲取地先) キャンプ&コテージ so-an morie駐車場をご利用ください。(東伊豆町3348番地の17) 伊豆七島の一部を展望できるテラスで撮影。東伊豆ならではの地形を一望できる場所です! |
「蛸みこし」とは?
芸術探検家 野口竜平による作品。
「蛸の脚にはその一本一本に独立した知性がある」という話から着想した、竹を素材としたふにゃふにゃした装置〈蛸みこし〉。
2022年は、豊岡芸術祭への出品やコクヨのリサーチ&デザインラボ「ヨコク研究所」の自律協働社会のためのエクササイズ(写真)として取り上げられる。
8人の参加者は、ふにゃふにゃとした不安定な蛸を持ち上げる。
蛸を担いでいるうちに、自分が蛸を動かしているのか、それとも全体に自分が引っ張られているのかが曖昧になる感覚が訪れる。
野口 竜平(のぐち たっぺい)
芸術探検家。1992年東京うまれ。武蔵野美術大学油絵学科版画専攻卒。
パフォーマンスアートを学んだことと、早稲田大学探検部で活動したことが重なり、”遭遇の方法”をつくるべく芸術と探検を照らしあわせる「芸術探検家」として活動するようになる。社会システムを認識し、そこから脱する実践としての探検行/逃避行と、それに伴って生じるつかのまの共異体 ━ バラバラなものたちがめいめいに存在する場に着目し、ニューヨーク方面へヒッチハイク、8人の蛸みこし、太平洋とタイヤひっぱり、などのプロジェクトを続けている。
近年の主な発表に、「meet the artist」(森美術館/東京2021)、「豊岡演劇祭2022」(竹野海水浴場/兵庫)などがある。
2022年10月、マイクロ・アート・ワーケーションに「旅人」として参加。富士吉原で6泊7日を過ごした。
※MAW note(富士吉原滞在の記録)はこちら
●「おもしろい人に会いたい!!2023 -しずおかアートプロジェクト見本市-」
【日時】2023年3月12日(日)10:00~16:30
【会場】グランシップ 大ホール・海(JR東静岡駅南口より徒歩約3分)
【料金】入場無料/出入り自由 ※一部、要予約・有料のプログラムがあります。
【詳細】https://artscouncil-shizuoka.jp/sponsored-program/omoshiroihito2023/