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【視点をかえる
発想をひらく】

アーツカウンシルしずおかは、
“視点をかえる 発想をひらく”をキャッチフレーズに、
地域資源の活用や社会課題に対応する住民主体のアートプロジェクトの支援を中心として、
すべての県民が、様々な表現活動を通して創造的になることを目指し、
そのための方法を開発し、制度を整備してまいります。
 
アーツカウンシルしずおかは、「すべての県民がつくり手」となるよう、
誰もが持っている創造力が活かされる道をひらき、
まちづくりや観光、福祉、教育など社会の様々な分野において
イノベーションが生まれる創造的な地域づくりに貢献します。

県民の皆様をはじめより多くの方々に、アーツカウンシルしずおかの理念や役割をわかりやすくお伝えできる内容となっています。
ぜひご覧ください。

アーツカウンシルしずおか
アーツカウンシル長

加藤 種男 (かとう・たねお)

KATO TANEO

 

「すべての県民がつくり手」創造性に輝く地域社会の形成

 野の花を摘んでありあわせの器に生ける。正月飾りから始まって、様々な年中行事が続く。あるいは、子どもたちが絵を描きながら何やら適当な歌を歌って、やがて踊りだす。こうした生活の中に根付いたささやかな表現行為を、私たちは芸術文化の源と考えています。
 専門家だけが表現活動をするわけではないのです。むしろ、だれもが子どものころは多様な表現活動をしたはずです。また、大人になっても、衣食住の中に彩りを考え、生活の節目節目に飾りつけや行事を行ってきたのです。
こうした表現行為がさらに発展したものとして、郷土芸能やお祭りがあります。お祭りの大きな特色は、本来外から来る見物人をほとんど想定せず、地域の人々が、総出で協力し合って維持してきたところにあります。すべての人がつくり手でもあり、自ら楽しむものです。そこでは、すべてを自分たちで取り仕切る自治こそが重要です。
 けれども、近代から現代にかけての芸術文化のあり様は、専門の教育や訓練を受けたつくり手を芸術家やアーティストとして評価する一方、多くの人々を鑑賞者として作り手からは分離し、芸術文化が一部の人の特別なものであるという誤解を生みました。
 こうした芸術文化を、私たちの生活の中に取り戻し、お祭りのようなだれもがつくり手にもなり、楽しめる形に戻したいというのが、私たちの願いです。
 近年、地域の人々が共同して、地域の特色を生かして、様々な表現活動を組み込んだ、住民主体の活動が数多く誕生してきました。こうしたアートプロジェクトと呼ばれる、文字通り新しい祭りが誕生してきているのです。
 アートプロジェクトには、子どもから高齢者までだれでもが参加できるのが特色です。少子高齢社会の課題に取り組み、障害のある方や高齢者の表現活動をも高く評価しています。空き家や産業遺産、さらには廃墟にも価値を見出し、地場企業のブランド形成にも取り組んでいます。
 アートプロジェクトが多数生まれてきていることは、静岡県の誇りです。しかし、まだまだすべての県民が参加するまでには、長い道のりがあるでしょう。プロジェクト間のネットワークにより、さらに多くの方が、こうした活動に参画されることを願っています。

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