超老芸術
みはら ひでお
見原 英男
見原 英男
1936年生まれ、2023年逝去
静岡県焼津市
中学卒業後より父の跡を継いで30歳まで漁師として働いたあと、焼津市内の水産加工会社に勤務。
勤めていた会社が冷蔵倉庫業務を始めるようになり、鰹や鮪の仕入れや保管に携わるようになる。
その後も会社の事業が拡大し、今度は自社工場で鰹のタタキを扱うことになる。
70歳まで働き、退職を間近に控えていたとき、職場の人から退職後の過ごし方を問われた際、「漁船では鰹を釣り、冷蔵業で鰹を預かり、鰹のタタキの商品をつくるまでになったから、鰹の木彫りでもつくるか」と冗談混じりに答えたところ、退職祝いに彫刻刀を贈られたことで一念発起。
以後、現在まで300体を超える鰹や鮪などの作品を彫り続けている。
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