CULTURAL RESOURCE DATABASE

ふじのくに
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シチトウイ(細江神社)

シチトウイ(七島藺)は、別名『琉球藺(りゅうきゅうい)』とも呼ばれるカヤツリグサ科の常緑多年草。夏から秋にかけて刈り取って二つに割ってかわかし、畳表(たたみおもて)や編み物など様々な生活分野にわたって利用された植物です。
宝永4年(1707年)遠州地方では大地震があり、押し寄せた高潮で浜名湖沿岸の田に塩が入り、稲は壊滅状態となりました。この窮地を救うべく持ち込まれたのが琉球藺で、そこから浜名湖岸一帯の名産物となり、藺草(いぐさ)を使った畳表の製織はこの地方を潤しました。
なお、七島藺が植えられている隣りには、この地方に初めて藺草を広めたといわれる気賀の領主をたたえて建立したと伝わる『藺草(いぐさ)神社』があります。

所在地 静岡県浜松市北区細江町気賀996
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