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ふじのくに
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藺草神社

藺草(いぐさ)神社は、浜松市北区細江町にある細江神社の境内にあります。
宝永4年(1707年)遠州地方を大地震・大津波が襲い、浜名湖沿岸の田は塩水に浸かり、稲は壊滅的な被害を受けました。
そこで、時の領主『近藤用随(こんどう もちゆき)』公は天災による窮地を救うべく、塩に強い作物と聞きつけた琉球藺(りゅうきゅうい)を領内持ち込み、藺草(いぐさ)栽培を奨励したと伝えられています。
その後、琉球藺は周辺の各村に広がり藺草を使った畳表(たたみおもて)の製織はこの地方を潤し、用随公の徳をたたえて藺草神社が造られたといわれています。
なお、神社の隣りには琉球藺が植えられており、この地域の歴史をしのばせます。

所在地 静岡県浜松市北区細江町気賀996
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