『走り湯神社』は『走り湯』の源泉の上にある小さな神社で、『走り湯』を御神体とする『伊豆山神社(いずさんじんじゃ)』の『境外摂社(けいがいせっしゃ)』(本社とは別に境外にある小規模な神社)です。
神社の下には、道後温泉(どうごおんせん)や有馬温泉(ありまおんせん)と並ぶ日本三代古泉(にほんさんだいこせん)の一つとされる『走り湯』の洞窟がもうもうと湯気を上げています。
奥行き8メートルほどの洞窟を中腰で進むと、深い石槽のなかに湧出口があり、約70度の湯が毎分170リットルほど湧き出しています。
奈良時代に発見された由緒ある源泉で、湧き出した湯が、海岸に飛ぶように走り落ちる様子から『走り湯』という名が付けられたそうです。
古くは、源頼朝(みなもとのよりとも)が『走り湯』の前にあった岩風呂に浸かりながら日の出を見て力を得、旗揚げを決意し、源氏再興を成し遂げたことから、この湯につかり、心気改めると大願成就するものと伝えられ、歴代鎌倉将軍の信仰を集めたとされています。
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ふじのくに
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走り湯神社
所在地 | 静岡県熱海市伊豆山604-9 |
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問い合わせ先 | 伊豆山温泉観光協会 TEL055-781-2631 |
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