ふじのくに
文化資源データベース

伊豆シャボテン動物公園は、1959年に開園した動植物園です。国の天然記念物「大室山」のふもとに広がる約20万の園内では、約1500種類の世界中のサボテンや多肉植物が栽培され、約140種類の動物を飼育しています。放し飼いのクジャクやリスザルが園内を自由に歩き、カピバラやカンガルーが住むエリアに入ってエサやり体験ができるなど「動物たちとの距離感ゼロ！」でふれあいを楽しむことができます。また、ピラミッド型の温室内では、樹齢約170年の「金鯱」など貴重な植物を展示するとともに、SNSで人気のミナミコアリクイなどの動物も見ることができます。
人気の「アニマルボートツアーズ」は、園内中央の大池をボートで巡り、動物たちの観察をするガイドツアーで、国内初の非常に珍しい展示方法です。ガイドを聞きながら池を１周するコースと、リスザルまたはワオキツネザルの島へ渡り、エサやり体験ができる上陸コースがあります。
そして今や「伊豆の冬の風物詩」として定着し、全国的に有名になった「元祖カピバラの露天風呂」は、ここ伊豆シャボテン動物公園が発祥の地です。毎年11月中旬から翌4月初旬まで、カピバラファミリーが露天風呂に浸かる姿が多くの人々を和ませています。