大鹿窪遺跡(おおしかくぼいせき)は、富士山南西部に位置する約1万3千年前、縄文時代草創期の集落跡です。富士山の溶岩である芝川溶岩流のすぐ上にあり、遺跡の中心部からは、東側にある丘陵越しに、富士山の姿を見ることができます。
遺跡からは、当該時期としては国内最多となる14基の竪穴状遺構や集落遺構、配石遺構が確認されました。また、出土遺物として2万点以上の石器・土器が発見されています。このように、定住生活開始時期の集落跡であること、溶岩や埋没谷など当時の地形が残り、遺物が当時の生活を想定させる貴重な資料を提供し、同時期の住居構造を考えるうえで極めて重要な遺跡であることから、国指定史跡となっています。
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ふじのくに
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大鹿窪遺跡
所在地 | 静岡県富士宮市大鹿窪東村438 |
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問い合わせ先 | 富士宮市教育委員会文化課 TEL 0544-22-1187 |
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