CULTURAL RESOURCE DATABASE

ふじのくに
文化資源データベース

麓金山精錬所跡

 朝霧高原の西、毛無山の南に麓という地名があります。麓から峠を越え、山梨県身延町下部に通じる一帯は、戦国時代から江戸初期にかけて、麓金山、あるいは富士金山と呼ばれる金の採掘場でした。金山の坑道所有者等は金山衆と呼ばれ、今川氏・北条氏・武田氏や江戸幕府の庇護を受けていました。
元禄15年(1702)に山崩れにより廃鉱になりましたが、近代に再び鉱脈が発見され、精錬所が造られました。現在は廃鉱となっていますが、金鉱石の破砕機の残骸が往時を物語っています。

所在地 静岡県富士宮市
問い合わせ先 富士宮市教育委員会文化課 TEL 0544-22-1187
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