豊田佐吉は、慶応3年(1867年)に現在の湖西市に生まれた自動織機(じどうしょっき)の発明者で、トヨタ自動車創設者の豊田喜一郎氏の父にあたります。
明治23年(1890年)『豊田式木製人力織機』を発明した佐吉は、続いて動力織機の研究開発を進め、大正13年(1924年)、当時世界一とも評価される『G型自動織機』を完成させました。そのたゆみない研究と創造の精神は脈々と受けつがれ、現在のトヨタグループの礎となっています。
邸内には、屋敷の門をくぐると、佐吉が両親のために建てた母屋と離れがあり、その奥には、佐吉が父に隠れて研究していたという納屋があります。屋敷の西には、平成2年(1990年)に復元された父子の生家が建っており、茅葺(かやぶき)屋根の湖西に伝わる民家建築となっています。
現在、豊田佐吉邸は市の指定史跡となっており、母屋・離れの内部は非公開となっていますが、周辺には佐吉の業績を伝える展示室、富士山を望める展望台などが整備され、豊田佐吉記念館として公開されています。
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豊田佐吉邸(豊田佐吉記念館)
所在地 | 静岡県湖西市山口113-2 |
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問い合わせ先 | 豊田佐吉記念館 053-576-0064 |
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