浜松から二俣へ至る道は、古くから「二俣西街道」と呼ばれ天竜川と鳥羽山が最大の難所となっており、鳥羽山にトンネルを建設することは、町民の長年の願いでもありました。
明治32年(1899年)街道整備事業の一つとして、ついにレンガ造の鳥羽山洞門(とばやまどうもん:メイン写真)が開通。明治44年(1911年)には天竜川にも待望の吊橋『天竜橋』が架けられました。
そして、昭和12年(1937年)に鹿島橋が開通すると、橋を直線に延長した道路が計画され、新たなトンネル開削工事が行われます。そうして昭和17年(1942年)、無事に完成した鉄筋コンクリート造のトンネルが、現国道152号の鳥羽山隧道(とばやまずいどう:下の写真)です。このトンネルが開通した後は、鳥羽山洞門を通るルートは旧道となりました。
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鳥羽山のトンネル
所在地 | (鳥羽山洞門)静岡県浜松市天竜区二俣町二俣/(鳥羽山隧道)静岡県浜松市天竜区二俣町鹿島 |
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