CULTURAL RESOURCE DATABASE

ふじのくに
文化資源データベース

旧笠井郵便局

明治6年(1873年)に創設された浜松市東区の笠井郵便局は、笠井の有力者・榎吉(えのよし)家が町家を改造して郵便業務を請負ったことに始まります。
榎吉家は以後四代にわたって局長を歴任し、現在の建物は、当時の建物が手狭になり、昭和8年(1933年)隣地に郵便局舎として建てられたものです。
石積みの洋館に見える建物ですが、木造の2階建で、左官の技術によって石積み風に造られており、縦長の上げ下げ窓が並んでいます。中央の玄関を入ると郵便窓口と電話室があり、2階では電話交換が行われていました。左側部分の1階は土間で、裏の建物に通じており、そこが電話敷設作業の拠点になっていました。2階が局長室で、中2階になっており、ここからは局内を見渡すことができたといいます。
なお現在、建物は役割を終えて榎吉家によって管理されており、内部見学を希望する場合は問い合わせが必要です。

所在地 静岡県浜松市東区笠井町262
問い合わせ先 榎吉清光 053-433-9514
ページの先頭へ