掛川の大日本報徳社は、二宮尊徳(金次郎)が農村の救済を実践する中で提唱した『報徳の思想』を普及する活動拠点です。その敷地内には、明治17年(1884年)に東京の霞ヶ関に建てられた有栖川宮熾仁親王(ありすがわのみやたるひとしんのう)邸の建物の一部である、仰徳(こうとく)記念館と仰徳学寮があります。両建物は、昭和13年(1938年)に宮内庁から下賜(かし:授けられること)され移築したもので、現存する宮家の建築として貴重な建物で、掛川市指定文化財となっています。
大講堂の左側にある仰徳記念館は木造平屋建の建物で、館内の洋間には、繊細な彫刻が施された大理石の暖炉(だんろ)を据えるなど格調高い空間となっています。仰徳学寮は大講堂の右側にあり、木造二階建ての建物です。
なお、平成25年(2013年)3月頃までは、修復のため内部見学はできません。
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仰徳記念館・仰徳学寮(大日本報徳社)
所在地 | 静岡県掛川市掛川1176 |
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URL | http://www4.tokai.or.jp/dainihonhoutoku/ |
問い合わせ先 | 社団法人 大日本報徳社 0537-22-3016 |
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