静岡県は、伊豆・駿河・遠江(とおとうみ)という三つの国が明治の廃藩置県によって合併して誕生しました。
昭和9年(1934年)新庁舎建設が県議会で可決されます。設計は、浜松市出身の建築家で、静岡市役所の設計を行なった中村與資平(なかむらよしへい)氏に依頼しようとしますが設計費用が高過ぎるため、懸賞募集を行なうことになりました。そして神奈川県の泰井武氏の設計を基に中村與資平氏が実施設計を行ないました。施工は、安倍川橋や静岡市役所を建設した勝呂組に決まりました。
地元の設計者と建設業者、県ゆかりの材料や技術までもが総出で、1年10カ月をかけて昭和12年ついに竣工しました。その後、静岡大火や静岡空襲に見舞われましたが、大きな被害はありませんでした。
現在では本館の周囲には東館、西館、別館が建ち並んでいます。
本館の踊り場には県産品の宝船の壁画が飾られ、議場上部は県の特産品や産業、花鳥などの装飾文様で飾られています。
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ふじのくに
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静岡県庁本館
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