永村茜山(ながむらせんざん)の筆で万延元(1860)年の作品とされ、紙本に墨絵で描かれています。
茜山は渡邊崋山(わたなべかざん)の弟子で、旧姓・長谷川氏と言い、父は幕府の祐筆(ゆうひつ:書記官)で、若い頃から崋山の下へ通い、画の修行に励みました。崋山が蛮社の獄により幕臣に逮捕されると、その追っ手を逃れるために諸国を遊歴し、ついに金谷宿の組頭・永村家の養子となりました。
この天井画(雲龍図・うんりゅうず)は茜山の大作で、畳8枚分の大きさがあり、その他に天女の画が4面と花卉図(かきず)50面があります。
静岡県指定文化財に指定となっています。
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医王寺薬師堂天井絵
所在地 | 静岡県島田市金谷古横町159-1 |
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問い合わせ先 | 0547-36-7967(島田市博物館文化財係) |
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