万病や穢れを祓う仏である薬師如来は多くの仏門宗派で信仰の対象となり、古くから優れた彫刻が全国に残っています。
鵜田寺(うだじ)に安置されている薬師如来像は、日本最古の説話集である平安時代の「日本霊異記」に登場する薬師如来像であると伝えられる大変古い仏像です。
日本霊異記では、とある僧が鵜田の里という所から大井川を渡る際、河原の下から「我をとれ」と言う声が聞こえたために、僧が穴を掘ってみると薬師如来像が出てきたといわれ、僧は野田に鵜田寺を建立し、欠けていた薬師如来の耳を直して本尊として据えたと記されています。
静岡県指定文化財に指定されています。
(薬師如来の拝顔時期が決まっているようなので、見学希望の場合は公開日程を確認のうえお出かけください。)
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鵜田寺木造薬師如来坐像
所在地 | 静岡県島田市野田1195 |
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問い合わせ先 | 0547-36-7967(島田市博物館文化財係) |
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