明治7年(1874年)伊豆市の本谷川(ほんたにかわ)と猫越川(ねっこがわ)が合流して狩野川(かのがわ)となる地に、足立氏が旅館「眠雲楼」を創業しました。「落合楼」を名乗るのは明治14年以降で、滞在中の山岡鉄舟が川が落ち合う様子を見て命名したことによるとされ、自家用の水力発電所が設置されたのは昭和28年(1953年)とされます。
狩野川の右岸に建った発電所は、昭和33年(1958年)の狩野川台風によって壊滅的な被害を受け、昭和37年(1962年)今度は左岸に発電所が建てられ、平成7年(1995年)頃まで稼働しており運転が停止されると、その周辺は荒れ果ててしまいました。
その後、旅館は「落合楼村上」として引き継がれ、そこに東京発電株式会社から休止中の水力発電所再生の話が入り、落合楼村上と東京発電の協働により「中小水力発電所再生事業」第1号が実現しました。既存の発電所建屋にマイクロ水車と発電機を設置し、取水口には水量を調整する水門や水位観測設備を新設し、堰堤も洪水になると倒れる起伏堰と白いコンクリート壁を増築し、平成18年(2006年)再始動しました。
工場及び発電所内部は一般非公開です。
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落合楼発電所
所在地 | 静岡県伊豆市湯ヶ島 |
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問い合わせ先 | 055-988-0565(東京発電株式会社三島事業所) |
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