掛塚は天竜川河口の町で、江戸時代中期には遠州一の港となり、木材や御用米の回漕(かいそう)で明治時代まで栄えました。
木材は天竜川によって運ばれたもので、上流では筏問屋の田代家が活躍しました。掛塚の廻船問屋は木材を江戸や各地に運搬して、取引を行い繁盛し、明治の最盛期には36軒あったとされます。
帰り船には、生活諸物資を7船のバランスをとるために、伊豆石が積み込まれました。そのため現在でも町内には伊豆石の建物や塀が多く見られ、また元の廻船問屋や造り酒屋、旧郵便局など、港街掛塚の町並みが残っています。
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掛塚の町並み
所在地 | 静岡県磐田市掛塚 |
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