有東木(うとうぎ)に伝わる小正月の子ども行事です。
1月31日の早朝子どもたちが公民館に集合し、各自持参したギリッカケを竹竿につけて「ギリッカケに参ったか、トッコカケに参ったか 」と、声をあわせ集落を3周します。
ギリッカケとは、輪切りにした木片2個をヒモで組んだものです。
木片には屋号や子どもの名前が記され、集落内を巡る途中でかつて庄屋を勤めていた家と東雲寺に立ち寄り、その土台石にギリッカケを打ちつけます。
集落内を巡り終わると、ドンドロ焼きと称するお飾り焼きを行い夜が明ける頃、家に戻ってギリッカケを柿木に吊るします。
長い間、子どもたちの自主的な行事として伝承されてきましたが、現在は中断しているとのことです。
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有東木のギリッカケ
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