ヒヨンドリは、井川最奥の集落、小河内(こごうち)に伝わる正月行事です。起源は定かでありませんが、地元では、イセソーホーなる人物が曲物の製作技術とともにこの行事を伝えたとされています。
元旦の早朝、頭屋(現在は公民館)に集合した人々が提灯を片手に村内を一周し、昔は村内で唯一の共同の水場であった井戸に向かいます。頭屋は井戸の前で、独特の節回しに特徴のあるヒヨンドリの歌を音頭取りが納めます。歌の内容は、火伏せを中心に村の安泰、家内安全を祈るものなどで構成されています。
ヒヨンドリと称する行事は、大井川・天竜川流域を中心に様々な形で伝承されていますが、静岡市内では小河内にだけ残るものとされています。
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小河内のヒヨンドリ
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