ある日の夕方、仕事が終わってタマゴ、ザル、スミの三人が連れだって昼間の汗を流しにふろ屋に出かけた。三人ともお金を持っていなかったが、ゆうゆうと風呂に入り汗を流し、さっぱりした気分になりました。
帰りに「ふろ代ください。」と、番台の主人に言われ、それぞれ言いわけした。
タマゴは「たまに入ったからいいにしてくれ。」ザルは「ざーっと入ったからいいにしてくれ。」スミは「すみっこに入ったからいいにしてくれ。」と言ったんだって。
おしまい。
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風呂代の言いわけ
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