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ふじのくに
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巽櫓

巽櫓(たつみやぐら)は駿府城二ノ丸の、東南角に設けられた三層二重の隅櫓で、十二支であらわした巽(辰巳)の方角に位置することから「巽櫓」と呼ばれたとされます。
駿府城には二ノ丸西南の角に「坤(未申)櫓」(ひつじさるやぐら)もあり、櫓は戦闘時には戦闘の拠点となり、望楼、敵への攻撃、武器の保管などの役目をもっていました。
城焼失後、寛永15年に再建された巽櫓は幕末近くの安政大地震によって全壊してしまったと考えられており、全国の城の櫓建築でも例の少ないL字型の平面をもち、駿府城の櫓の中では最も高く、“勝れた”櫓であったと言われています。
写真提供:静岡県観光協会

所在地 静岡県静岡市葵区駿府公園1-1
問い合わせ先 054-251-0016(駿府公園二の丸施設管理事務所)
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