この石像は、稲取東区で道祖神としてまつられていますが、民俗学者の折口信夫は、八百比丘尼の石像であるとしています。
八百比丘尼とは、誤って人魚の肉を食べて不老不死となり、嘆き悲しんで尼僧となった娘のことです。尼僧となった娘は、手に椿の枝を持ち、各地を巡って供養をしたという話が伝えられています。
今では風化により手の形などははっきりしませんが、昭和初期までには手に椿のような枝を持っていたため、折口は八百比丘尼であるとしています。また、「伊豆型道祖神」の特徴である丸彫りの単体座像であり、町の指定文化財になっています。
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八百比丘尼の石像
所在地 | 静岡県賀茂郡東伊豆町稲取 |
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問い合わせ先 | 東伊豆町教育委員会 TEL0557-95-6206 |
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