CULTURAL RESOURCE DATABASE

ふじのくに
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腰切不動尊

腰切不動尊(こしきりふどうそん)は、寛永10年(1633年)に御殿川の川底で見つかった石の仏像です。腰から上しか彫られていないため、腰切の名で呼ばれるようになりました。腰から下の病や安産に御利益があるとされ、長い間信仰されています。
本尊は祠の中に設置されている仏堂に安置されており、普段は見ることができません。祠の裏には井戸があり、その昔は地域の生活用水として人々の暮らしに役立っていました。
かつて、縁日はとても賑やかで、特に5月28日の大祭では子供相撲が盛大に行われていましたが、いつのまにか祠の扉が閉ざされ、井戸も使われなくなりました。
そこで、平成11年にNPO法人グラウンドワーク三島では地域の宝物の再生を目指し、地域の人たちや日本大学国際協力部との協働により、40年ぶりにお祭りを再開。子供相撲が賑やかに行われました。毎年5月28日には大祭、1月28日と9月28日には例祭が開催されています。

所在地 静岡県三島市南本町19
問い合わせ先 特定非営利活動法人グランドワーク三島 055-983-0136
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