CULTURAL RESOURCE DATABASE

ふじのくに
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大川・三島神社

東伊豆の海岸線に沿っている国道135号沿いに鳥居があり、本殿は急な階段を上った高台にあります。
大川の三島神社には、室町時代の棟札が残っていて、町指定文化財になっています。
また、社殿正面の彫刻は、嘉永6年(1853年)に堂宮彫刻師で江奈村(松崎町江奈)の石田半兵衛が彫ったもので、蟇股(かえるまた)には、盃を持った老人と龍、向拝柱常備の象と獅子、虹梁下の鶴と鷲など繊細で見事な彫刻です。社殿側面の脇障子の彫刻は、大工の棟梁で稲取村(東伊豆町稲取)の鈴木佐吉が彫ったもので、右側の薙刀を持っている髯の大きな武将は関羽、左側で槍を持っている武将は張飛で、二人とも中国の三国時代の劉備に仕えた勇将で、力強い彫刻です。
これらの彫刻も町指定文化財として大切に保存されています。

所在地 静岡県賀茂郡東伊豆町大川78
問い合わせ先 東伊豆町教育委員会 TEL0557-95-6206
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