大正9年の旅の途中、悪天のため船旅の中断を余儀なくされた牧水は「松崎港より、とある渓に沿いて天城街道に」向かったというから婆娑羅峠を越えたのであろう。
石菖(セキショウ)の群生を見つけて「そういえばここ何年間かこの美しい青みを眼にしていなかった。この谷間にはこんなに青々と茂っている」と。牧水の旅の醍醐味の一つか。
「幾年かみざりし草の石菖の青み茂れり 此処の渓間に」
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ふじのくに
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若山牧水の歌碑
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