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ふじのくに
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佐藤惣之助の詩碑(下田公園)

わたしは熱い春の天城の 天辺から  火のついた鴉のやうに 飛んできた 港は恋しい 春の夕の港は 一目見たばかりで異様に 美しく埋もれてゐる

大正9年の詩集「満月の川」に収められている「春の港の街にて」の一節。
詩人、佐藤惣之助は歌謡曲「赤城の子守唄」「人生劇場」「湖畔の宿」や、阪神タイガースの応援歌「六甲おろし」などの作詞者としても知られている詩人。19歳の頃より度々下田を訪れた。この地の鈴木白羊子や森斧水らとも親交があった。

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